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2/19/2011

The Other Boleyn Girl(YL7)

The Other Boleyn Girl (The Tudor Court series) (語数206,000語 )

やっと読み終わりました。

たらたら読んでいましたが、昼ドラみたいなドロドロぶりが良い。

主人公は妹のメアリで一人称語り。

メアリは小説の中ではなかなか清からな性格で、夫がいるにもかかわらず、王に気に入られ…。王の寵愛を受けるなんてでかした!──とばかりにブーリン家から、王の愛人として送り出されてしまう(しょっぱなからこれは「まさか」の展開でした。少しの躊躇いもない一族。ブーリン家の娘たちはブーリン家の「コマ」として生きる、ということがよくわかるエピソードですね)。

色々語るとネタバレになるので(ある程度は史実ですが…)割愛しますが、メアリはひたすら姉アンに振り回され、散々な人生だなぁ、と思いきや…、という感じで、この二人の対照的な生き方が、なかなか見事に描かれていたと思います。。兄のジョージと揃って輝けるブーリン家の3兄弟──というイメージもなかなか良かったです。…でもまー、狭い宮廷の話なので、昼ドラみたいにドロドロですけどね。「家」の為にとことん「個」は振り回されるのが切ないですよ。

ちなみに当初名前では苦労しました。メアリの旦那はは二人ともWilliamですし、CatherineやらThomasやら、Henryはもはや沢山…、と言いたくなるし…、といった感じで、これは当時の流行りの名前なんでしょうかね。他には宗教絡みの用語でしょかね。なにせこの後はカトリック教徒を虐殺するメアリの時代ですからね。でもぼんやりとした感じでその辺は読み飛ばしました。昼ドラ周辺だけで十分楽しめますから。

※Kindleでの語数計算

この本はSSSに語数が書いてあったので。Kindle と語数計算?に触発されて係数を出してみると

※Locationのはじまり66 終わり10110

10045Location/206000=係数20.5

これくらいみっちりだと大体係数が20あたりなでしょうかね~。