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9/26/2010

Kira-Kira(YL5.7)

Kira-Kira (English Edition)
Kira-Kira (English Edition)
posted with amazlet at 17.03.20
Atheneum Books for Young Readers (2008-06-20)

Kira-Kira (English Edition) (語数44,201語)

2005年のニューベリー賞受賞作品。日系アメリカ人の女性が作者。

アメリカへ渡って暮らしている貧しい日系家族の話。"memories of a geisha"をGRで読んだときも思ったけれど(PBで読めばよかったと…)、日本や日系人が話題になっている話はやっぱりかなりわかりやすいですね。あれのことね、これのことね、とパッパッとイメージするスピードが一味違う…。文法云々というより、やっぱり語彙力の問題なんでしょうかね。

Ω Ω Ω

というわけで、お話は1950年代頃の貧しい日系アメリカ人ファミリーのお話です。面白いポイントを3つ挙げると

1.1950年代頃のアメリカで暮らす日本人家庭の様子がわかる。
主人公のKatie(11才くらい)の視点から、ありのままの日常を描いています。マイノリティとして差別される描写(無視されたり)、お母さんやお父さんの仕事場にも連れていかれるので、仕事っぷりも。お父さんはヒヨコ鑑定師ですよ。組合の話なんかもチラチラでてきて興味深いです。
2.日常生活がキラキラ
かなりのド・貧乏生活で、特に姉のLynnが病に伏してからは、医療費の支払いと、家のローンの支払いで両親は働き詰め。看病もしなくちゃ…、で困窮しているといった状況なんですが。それでもその日常生活は、キラキラしているのですよ。姉が病気になる以前は、貧しいながらもステキな日常、って感じですし。ステキガールの姉Lynnが病になってから以降のKatieの成長ぶりには、目を見張ります。
3.Katieの成長っぷり
成績はオールAで、姉としても完璧なLynnにくっくついてまわっている妹のKatie。仲のいい姉妹ともいえるし、姉に頼りっきりのKatieに自主性はあるのか、と若干心配になる感じのKatieなんですが。上記の2.ともかぶりますが、後半のKatieの成長っぷりが素晴らしいですよ。11才→12才になるティーンエイジャー直前の伸び代って凄いですね。タイトルのキラキラともぴったりの締めくくりに大満足なわけです。

9/17/2010

Titanic, The: Lost... and Found(YL3.2)

(語数2,094語)

ノンフィクションでタイタニック号にまつわる面白いコラム、という感じですが、すぐに読み終わっちゃった…。

Kindle版も絵が豊富ですが、紙より2ドル高いですからね。空間の価値とのせめぎあいかと思います。

KindleでYL低めのものは少ないので、そういう意味では希少かと思います。もっとお値段低めで、まとめ買いで割安、とかがあればいいのになー、と思いました(薄利多売モトム)。

Morning, Noon and Night(YL6.9)

Morning, Noon and Night
Morning, Noon and Night
posted with amazlet at 17.03.20
HarperCollins (2013-11-14)

Morning, Noon and Night (語数90,000語概算)

SSSのYLは6.9になっていますが、私の感覚だとYL4くらいかな。GRのYL4くらいが長ーくなった、という程度の平易な英語。それでいて、面白いので一気に読めます。

朝、昼、晩なんて邦題のシェルダン本なんてあったっけ?と思っていたら、邦題は「遺産」というタイトルみたいですね。ナットク。大富豪が死んでその遺産をめぐるミステリなんですね。

兄弟が4人いるので、それぞれの物語もきっちり描かれていて、それがうまく組み合わさっていく。飽きることなくテンポよく展開していくので、一気に読めます。これぞエンターテイメント、って感じで、さすがに売れっ子。初PBとかなら絶賛オススメです。

The Princess Diaries, Volume IV: Princess in Waiting(YL7)

The Princess Diaries, Volume IV: Princess in Waiting (語数49,937語)

YAではお馴染みのプリンセスダイアリーズの4巻。1,3巻をGR、2巻を原書で読了済みなので、Kindleでは4巻から。

シリーズものは人間関係等を把握済みなので、読みやすいですね。入りやすいですね。

Michaelとつきあい始めたMiaなわけですが、すごく小さいことをクヨクヨ悩みます…。プリンセスという設定上、話は大きくなりがちなんだけど、でも悩んでいることはものすごくスケールが小さい(と思いつつ、洋書だとそれほどうざいと思わず、楽しく読めるのは何故なんだろう。ティーンぽい表現が面白いというのも大きいかな。でも和書だったら、投げ出してるだろうなー…)。

Michaelは、パーフェクトなのにね(4巻時点で欠点ゼロ…)。

4巻でMiaは自分には特技がなにもない!というあたりでも相当クヨクヨ悩むわけですが、うーん、上手いね、ラストのMichaelのセリフ。そうくるか。だからこそ「Princess Diaries」なのかー、とナットクさせられる展開でした。

9/15/2010

The Cat Mummy(YL3.5)

The Cat Mummy
The Cat Mummy
posted with amazlet at 17.03.20
Jacqueline Wilson
Corgi (2009-04-21)
売り上げランキング: 7,344

The Cat Mummy (語数9,000語)

お馴染み、Jacqueline Wilsonデス。

ポップで可愛い挿絵とはウラハラに(Kindleでも挿絵は満載でした)、結構、ショックなお話です。

可愛がっていた猫Mabelが行方不明になり、そんなときにちょうど古代エジプトの勉強を授業を受けていた主人公の少女。老衰してひっそり死んでいたMabelの遺体をみた瞬間に、「そうだ!Mabelをミイラにしよう」と思わず閃いてしまうんですね。で、遺体を必死の思いでミイラにするという…。

マジで!?マジで?!と思っているうちにミイラにしちゃうんですよ。でも猫への少女の思いに泣けてきます。

死んだ飼い猫を少女がミイラにする、というストーリーなので、最後まで、一体どーなっちゃうんだろう、という感じでハラハラしっぱなし。オススメです。やっぱりJacqueline Wilsonは凄い作家ですよねー。

Two Lives(YL3.5)

Two Lives Level 3 (Cambridge English Readers)
Cambridge University Press (2007-01-05)

Two Lives Level 3 (Cambridge English Readers) (語数14,358語)

Kindleで最初に買ったのがこちらのGR。

結構GRは楽しんだクチなので、Kindleでは少なめのGR本を購入したわけです(CambridgeのGRは見つかるんですけど。あとはどうかな…)。

物語は二段構造になっていて、最初が二次大戦前後の貧しいイギリスの話。後半が現代ですね。前半は若い二人が恋に落ち、少年の方がやむなくカナダへ移住して。新天地から少女へ手紙を書くわけですが、貧しい少年が娘とつきあうことを快く思っていなかった父親が、手紙を少女に渡さず、音信不通に。後半は、その父が死んで遺品を整理していた娘が、手紙を発見して、思わずはつ恋の少年に手紙を出す…、という構造です。二人ともそれぞれ子供もいるし、どう決着がつくのかなぁ、と結構気を揉む展開です。

…で、面白いんですが。途中で気がつきました。私、この本、紙本で昔読んだわ…、って。細かい筋はすっかり忘れてますが、記録みたら案の定、読んでました。なんという肩透かしKindleデビュー。でもまあ忘れていたお陰で楽しめたのでヨカッタデス。

9/14/2010

Primary Dictionary

タドキストといえども、最初の設定はなんといっても辞書ですよね…。

Kindleでは[Home]-[Menu]-[Settings]-[Menu]-[Change Primary Dictionary]から辞書を変更できます(Kindleエディションの辞書を買うとこのメニューが出てくる)。

デフォの状態でThe New Oxford American DictionaryがKindleには入っていて、これはこれで便利です。

しかし私にはちとハードルが高い。英英辞書の孫引きは避けたいところなので、KindleEditonの英英を物色して、私はCollins Cobuild Advanced Learner's Dictionary of British Englishを購入。普段はLongman派なんですが、LongmanのKindle版は出てないんですよね。しょーがなくCollinsを買ったようなところもあるのですが、使ってみるとなかなかわかりやすい辞書です。

デフォルトのOxfordがよくできているなぁと思うのは、最初にカーソルを当てた段階で2行くらいの定義が見えるのですが、最初の二行でも結構意味がわかるところ(iPhoneのKindleアプリはOxfordしか使えないので、ときどき使っている)。

?(矢印)を押すと詳細がでてくるわけですが、最初の2行だけでもある程度わかるところがイイです。KindleEdtionの辞書はこうあるべき、というお手本ですね。

一方、Collinsは詳細までみれば意味はバッチリですが、詳細までみないと、中途半端すぎてわかりません。

まあ英辞郎も販売しているみたいですが、Collinsでわかるので今のところKindleにいれるつもりはありません。

Ω Ω Ω

参考までに辞書比較。同じ単語を引いて、キャプチャをとってみました。クリックすると画像は大きくなります。

▲Oxfordの場合。まーわからんでもないですが。

▲Collinsの場合。
この数週間ですっかり言い回しのクセに慣れてきました。

9/12/2010

Kinldeで多読生活復活

▲四六サイズのカバーを流用。ゴムを四隅に縫いつけたり、両面テープで貼ったり。内側のポジションのゴムは両面テープですが(縫うと外側に糸が出ますからね…)、外側の袋になっているトコだけしっかり縫いつけておけば、OKっぽいデス。


▲ほどよくクッションぽい素材のカバーだったり…。軽いしイイです。

2005年の夏ごろに多読と出会ってから数年。

300万語を達成したあたりから、徐々にPBへ手を出し始めたわけですが、日本の文庫と違って、PBってやたらと分厚いんですよね。持ち歩くには嵩張りすぎる、ということで徐々に多読生活から遠ざかっていったのですが。

2010年6月頃にKindle2を知人から見せてもらって一目惚れ(ホントはiPadを見物しに行ったのに…)。これなら薄くてPBも持ち歩ける!ということで、2010年8月の予約開始とほぼ同時に予約。9月にはKindleを入手して、多読生活再開ですよ。

ブランクがあるからどうかしら、と思っていましたが、GR、児童書、YA、PBという感じでずずずっと多読生活に復帰。←いまココ

とはいえ日本から買えるKindleEditonのYL低めの本って結構探すの苦労するよね…、という気がしているので、主にKindleEditonの洋書ネタをこちらへUPしていこうと思いマス。

というわけで、私の愛機はKindle3。使い倒すぞ、ということで、結構持ち歩いているので、カバーは自作しました。

Ω Ω Ω

多読ってナニ?という方はSSSのサイトへどーぞ。

辞書をひかず、まずは簡単な英語の本をどんどん読んでいきましょー、という英語のメソッドです。本好きにとっては入りやすかったデス!(図書館の洋書がもっと充実していればいいのにネ)

私は左の本をさらっと読んでから始めました。今はもうちょっといろいろ多読本がありそうですが、多読三原則1)辞書は使わない 2)分からないところは飛ばす 3)つまらなくなったらやめるや、どーしてそうなのか、という理屈をナットクできれば、なんでもいいと思いますヨ。