Tunnels of Blood (The Saga of Darren Shan, Book 3) (語数38,600語)
Tunnelsって?と思いながら読み進めていましたが、終わってみればまさにTunnels。そこに住まう"Vampaneze"との戦いの話でした。
Darrenに初ガールフレンドができたり、それをスネークボーイのEvraが応援したり…。前半は結構かわいらしい展開で、Evraが本当にいい子なんだ。Mr Crepsleyに気に入られているだけのことはある。DarrenとEvra、この二人の親友関係もいいし(でもDarrenは見た目なかなか年をとらないから、多分、見た目と中身が近い状態で、こういう年頃の親友関係が描かれてるのは、きっとこの前半の巻位までだと思うんですよね。こういう「時間」の違いも、ヴァンパイアものの切ないところだよねぇ)。
そしてMr CrepsleyとDarrenの師弟のような関係もこの巻でグッと変化して行きます。
終盤のDarrenとVampanezeとの論理攻めの会話もかなり面白かった!今回登場したVampanezeは単にmadなだけじゃなく「論理好き」だからこそできる「会話」なんですが、なかなか圧巻でした。