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12/22/2012

MoKo Vertical Flip Cover Case for Amazon New Kindle Paperwhite

Moko Amazon Kindle Paperwhite ケース - Moko Amazon Kindle Paperwhiteタブレット専用垂直回転形型ケース, BLACK (2012&2013バージョン適応、オートスリープ機能付き) がついに私の手もとにもやってきました。またもや3G版で購入です(だってやっぱりWhisperSyncがベンリだし…)。

Kindle3→PaperWhiteへの変化

  1. 一番嬉しいのは辞書機能ですね。英和も無料でついていますがとにかくInsta Popで6行まで表示してくれます。6行まで表示してくれると英英でも結構いけます。これまでは3行でしたから、学習者向けの英英なんかだと、全文表示しないと短すぎてわかりませんでしたからね。より一層お手軽です。
  2. 機能制限でKindleストアだけオフできるあたりもイイですね!電車の乗換えの時など、タッチパネルだからこそロックをかけたいけれど、長いパスワードをかけると面倒くさいですからね…。機能制限に長いパスワードをかけられるところのでその辺の煩わしさはクリア。

そんなこんなでKindle3に戻れなくなりつつある今日この頃ですが、持ち歩いているので、またもやカバーでお悩みです。今度は絶対縦開きにしようと思っていたのでMoKo Vertical Flip Cover Case for Amazon New Kindle Paperwhite with Backlight, Black - 並行輸入品を購入しました。

もともと子どもの頃から書見台を使って読書する人間なので、縦開き→どうせなら自立するタイプがいいなぁということで。

MoKo Vertical Flip Cover Case for Amazon New Kindle Paperwhiteの特徴

  1. 重さ141g。純正カバーよりは多少軽いという程度で、わりと重め。
  2. がっつりしている分、自立してくれます。画面に軽くタッチしても特に私は問題ありません。倒れてもこの構造だと前に滑り台のようにくるだけなので、被害は少ないかなと思います。
  3. 手に持つときは微妙ですが、まぁ後ろにぐるっと回せるので横開きよりはコンパクト。
  4. カバーを開くと起動して、閉じるとスリープしてくれるみたいです

というわけで、しばらくこれでいくことになりそうです。

※ちなみに私は2,800円のとき買いました。今見ると1,000円以上お値段上がってますね…。

Hunters of the Dusk (The Saga of Darren Shan, Book 7) (YL5.0)

Hunters of the Dusk (The Saga of Darren Shan, Book 7)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

Hunters of the Dusk (The Saga of Darren Shan, Book 7) (語数38,300語)

いよいよVampire Mountainを出て、新たなる旅の始り。

新たな仲間も加わったり、いよいよVampire Princeとして本格的に試される…、といった展開の序章といったところですね。

それにしてもヴァンパイアたちの生活ぶりときたら…!

Vampires and humans mights shre the same planet, but we lived in diffrent worlds.

現代劇だと思って読み始めた1巻時代が懐かしい…。「伝統」をより強固に重んじ、なるべくシンプルに、戦い方にしても銃器は使わず、素手や剣、ナイフで闘っていて、一体いつの時代の物語を読んでいるのか、時々思います(…正確なところはわかりません)。

この人間とヴァンパイアの「差」もたらす一番の大きな要因は、やっぱり寿命の差なのかな、と。世代交代が進めば、より多くの変化が訪れるのは道理です。でもヴァンパイアの場合、大部分は同じ面々なわけですからね。そう簡単に宗旨替えにはなりませんよね。

12/16/2012

The Vampire Prince (The Saga of Darren Shan, Book 6) (YL5.0)

The Vampire Prince (The Saga of Darren Shan, Book 6)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

The Vampire Prince (The Saga of Darren Shan, Book 6) (語数37,076語)

4巻~6巻で一区切り。5巻の怒涛の展開から一気に6巻へ雪崩れ込みました。

6巻は私にとっては非常に面白かったです。

4巻の狼たちとの出会いも回収できているし、まさかのMadam Octaの大活躍。

I'd never have fallen in with Mr Crepsley if not for Madam Octa.She'd played a key part in deciding my ultimate destiny.

1巻でDarrenに嫌われてから、そんなに活躍することもなかろうと思っていたのに、ここへきてこんな気持ちを彼女へ抱くことになるとはね。彼女については、この巻では驚きっぱなしだったかも…。

そしてこの4~6巻を通して、慣習やルールについても考えさせられますね。慣習の成立には由来や根拠はあるのでしょうが、そもそも不測の事態まで考慮されたものなのか。不測と思われる事態へも例外は認めず、当てはめるべきものなのか。ここではヴァンパイアの掟という形をとっていますが、人間社会へも容易にスライドできる話です。この辺、物語への織り混ぜ方が凄く巧いと思います。

そしてタイトルのVampire Prince。Darrenもいよいよ難しい立場になってきました。この巻でシリーズのちょうど折り返し地点。この先、ヴァンパイアの時間感覚にあわせてどれくらい時代を進めて行くのかはわかりませんが、彼はより多くの決断をしていくのでしょうね。

12/15/2012

Trials of Death (The Saga of Darren Shan, Book 5) (YL5.0)

Trials of Death (The Saga of Darren Shan, Book 5)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

Trials of Death (The Saga of Darren Shan, Book 5) (語数39,600語)

えええー?という理屈でDarrenは5つの試練を受けることになり、順番にDarrenは試練をうけていきます。

ハラハラはするけど、試練の結果は結局、うまくいくか、失敗するかの2択ですから、多読的にはどんどん読める展開です。「一体何のためにここまで過酷な試練を受けなきゃならないんだ?」というセッティングの人間の理解を超える試練ですけどね。バカバカしいほどの過酷な試練の連続で、ちょっと正直中だるみ。

ところがどっこい後半、「えっ?マジで?どうなっちゃうの?あー、やっぱりこいつって…」という怒涛の展開となり、気になる気になるで6巻へ突入します!!

話が続きモノだと、何を言っても全部ネタばれになってしまうので、これ以上は控えます。

12/02/2012

Vampire Mountain (The Saga of Darren Shan, Book 4) (YL5.0)

Vampire Mountain (The Saga of Darren Shan, Book 4)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

Vampire Mountain (The Saga of Darren Shan, Book 4) (語数35,605語)

Vampire Mountain。ま、タイトルからなんとなく察しが付くようにVampireたちが集う山です。

Darrenがハーフヴァンパイアになってから8年が過ぎ、Mr Crepsleyに連れられてDarrenはこの山へ登るところから始ります。

前半は主に登山、後半はVampire Mountainの半ば探検、そこでもVampireたちの暮らしぶり、といった感じになっています。

Vampireたちは命が長いからこそ、やたらと誇り高くトライすることが大好き──というわけで、この山登りもほとんど「試練」のような感じで冒険モノ風に展開。狼と友達になったり、やたらとタフなLittlePepleの驚きの秘密もわかってきます。

これまでもちらっちらっと登場していたVampire Princesなどもこの巻で堂々登場。だんだんVampireをとりまく歴史や環境をDarrenと一緒に知っていく感じですね。

しかし一番ビックリなのが、Mr CrepsleyがDarrenをハーフヴァンパイアにした理由かな…。「なんだと?そうなの?!…ホントに?」と思ったところで4巻終了。

3巻までは1巻ずつ話が区切りよく終わっていましたが、少なくとも4巻・5巻は完全に地続きの展開ですね。…Kindleで良かった!と思う瞬間。というわけでこのまま5巻へ流れ込みます。

11/27/2012

Tunnels of Blood (The Saga of Darren Shan, Book 3)(YL5.0)

Tunnels of Blood (The Saga of Darren Shan, Book 3)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

Tunnels of Blood (The Saga of Darren Shan, Book 3) (語数38,600語)

Tunnelsって?と思いながら読み進めていましたが、終わってみればまさにTunnels。そこに住まう"Vampaneze"との戦いの話でした。

Darrenに初ガールフレンドができたり、それをスネークボーイのEvraが応援したり…。前半は結構かわいらしい展開で、Evraが本当にいい子なんだ。Mr Crepsleyに気に入られているだけのことはある。DarrenとEvra、この二人の親友関係もいいし(でもDarrenは見た目なかなか年をとらないから、多分、見た目と中身が近い状態で、こういう年頃の親友関係が描かれてるのは、きっとこの前半の巻位までだと思うんですよね。こういう「時間」の違いも、ヴァンパイアものの切ないところだよねぇ)。

そしてMr CrepsleyとDarrenの師弟のような関係もこの巻でグッと変化して行きます。

終盤のDarrenとVampanezeとの論理攻めの会話もかなり面白かった!今回登場したVampanezeは単にmadなだけじゃなく「論理好き」だからこそできる「会話」なんですが、なかなか圧巻でした。

11/24/2012

The Vampire's Assistant (The Saga of Darren Shan, Book 2) (YL5.0)

The Vampire’s Assistant (The Saga of Darren Shan, Book 2)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

The Vampire’s Assistant (The Saga of Darren Shan, Book 2) (語数41,598語)

あまりの面白さに一気読み~。電車も乗り過ごしました…。英語は相変わらず読みやすいです。

YAのノリで読んでいましたが、残酷シーン・スプラッタバリバリのホラーですので、そこら辺はくれぐれもお待ちがいなく。

2巻はハーフ・ヴァンパイアとなった主人公がMr Crepsleyに連れられて、あのサーカス団に合流して間もなくっといったお話になっています。

物語を展開させるeco-warriorのRVの登場も面白かった。まぁ2巻では必須人物ですが。こういう児童書(?)でもフラットに出てくるだなぁと。そしてSam。この子の冴え方も凄かったけど、はどうしてサーカス団にこれほどまでに入団したかったんだろうね。Darrenにはその思いと共にわかっているのかな…?

そして最後の狼男との付き合い方も、Darrenは大人です。こういう死刑廃止論にも繋がるような話題もサラッと出てくるのがこのシリーズの面白さの一つですね。

というわけで、怒涛の勢いで3巻に雪崩れ込みます。

11/17/2012

Cirque du Freak (The Saga of Darren Shan No.1)(YL5.0)

Cirque Du Freak (The Saga of Darren Shan, Book 1)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

Cirque Du Freak (The Saga of Darren Shan, Book 1) (語数48,726語)

ということで、評判の高かったDarren Shanの1巻読了。

Kindleを入手した頃は、日本からはKindleで買えなかったんですよね、このシリーズ。久しぶりにチェックしたら買えるようになってた!ってことで即効購入。

ホント、アメリカのYAはヴァンパイアもの多いよねー…、と思ったものの、他のヴァンパイアものよりも面白かった!

ドキドキハラハラの展開の連続で、「ホント、このヤンチャ坊主たちときたら…!」と言う感じで、主人公が男子ってところもいいネ(なんだかんだでヒロインもののYAが多いから…)。そして物語の中でも、家を出るシーンとかで「成長」を感じる部分があるのも、YAとしていいネ。

今後Steveとは腐れ縁があるような気がしますが(一番読めないキャラ…)、Mr.Crepsieyは見た目は怖いけど、クソガキどもよりよっぽど理路整然としていてマトモですよね?

ちなみに文章はかなり読みやすいです。つらつら読めるので、その辺もハマれる要因ですね。YL5.3ということですが、長いことを除けば、4くらいでもいいような気もします。

11/16/2012

Life on the Refrigerator Door(YL3.8)

Life on the Refrigerator Door (English Edition) (語数13,000語)

冷蔵庫のメモでママと娘のやりとり。

最初は買い物リストだったり、お小遣いちょーだいとかのやりとりだったのに、加速して進行して行く展開。


メモのやりとりだけで構成されているので、文もシンプルだし、ストーリーもシンプル。なので、ある程度、予測がつくのでかなり読みやすいです。

典型的な悲しい話といえばそうですが、10代の成長部分がキラキラしていて、ちょっと泣けますね。

ちなみにメモの最後にはxox(ゴシップガールでよく使うよね!)とか、Love and hugs, だとか、表現も10代の女の子の日常っぽい表現も満載で、「ふんふん、こんなふうに使ってるのね~」といったあたりも楽しいですね。ストーリーは悲しい展開ですが、ティーエンジャー女子のキラキラした感じはバッチリ満喫できるところも魅力なんですよね~。

11/11/2012

Night of the Full Moon (A Stepping Stone Book(TM)) (YL3.5)

Night of the Full Moon (A Stepping Stone Book(TM))
Random House Books for Young Readers (2011-08-31)

Night of the Full Moon (A Stepping Stone Book(TM)) (語数8,084語)

開拓者一家の娘が主人公。

先住民の一家と親しくしていたものの、白人がネイティブ・アメリカンの土地へと侵入していく時代。

ある日、インディアンの村は白人の兵士たちに急襲されて別の土地へ追い払われていく…。

兵士たちが急襲したまさにその日、主人公はインディアンのお祭りに参加していて、白人兵士にインディアンだと思われて、連れされれていく…、という展開ですよ。この子は親の元に戻れるのかしら、と途中はハラハラ。

開拓一家とインディアンの一家には「友情」のようなものが成立していて(特に子どもたちはね!)、そういう交流も、時代は容赦なく駆逐していったんだなぁ、という感じで切なかったです。

ぶっちゃけ「侵略」の正当性なんてないですからね…。

11/10/2012

My Weird School #1: Miss Daisy Is Crazy!: My Weird School Series, Book 1(YL2.8)

My Weird School #1: Miss Daisy Is Crazy! (My Weird School series) (語数6,387語)

SSSのMLで紹介されていたのでKindleで購入。

先日読んだA to ZのThe Absent Authorよりももっと平易な英語。で、学校嫌いの生徒のもとに現れたのがMiss Daisyという先生。先生なんだけど、出来が悪くって、生徒に教えをこう、って感じなんだけど、教えるというのは一番身に付くからね。なかなか面白い先生たちだよ。生徒たちは我知らず勉強しちゃってるかも、っていう作戦ですよね?

ちなみにこちらはText to Speech使えました。

A to Z Mysteries: The Absent Author (A to Z Mystery)(YL3.5)

A to Z Mysteries: The Absent Author
Random House Books for Young Readers (2009-07-01)

A to Z Mysteries: The Absent Author (語数8,517語)

タドキストの間で有名な本シリーズ、実はこれまで読んだことがありませんでした。Kindle版で出ていたので購入。

Fatherlandを読んだ後だし、つらつらと読めるかなーとタカをくくっていたんですが、意外とつっかかりました(え)。

食べ物周りの描写が結構充実していた印象。

シリーズのタイトル通りちゃんとミステリになっていて、展開はわかりやすいので、読みやすいですね。KindleでText to Speechの機能が使えなかったのは残念(Kindle3組なのでついているよ。PaperWhiteでこの機能がないのは残念…)。

Fatherland(YL8)

Fatherland: 20th Anniversary Edition
Cornerstone Digital (2012-05-31)

Fatherland: 20th Anniversary Edition (語数85,800語 概算)

二次大戦時にもしもドイツが勝っていたら1964年はこんなふうになっていた…、というパラレルワールド小説。映像化もしているみたいですね。面白いもんね。

虚構なんだけど、二次大戦あたりの政治家に詳しいと多分、かなりうまく現実と虚構を取り混ぜているそうなので、より楽しめると思われますよ(ごめんね、でも私は詳しくないよ!)。

主人公のMarchは刑事で、とある殺人事件を追っているうちに、ドイツ国家にとっての「重大機密」に気付き、アメリカ人ジャーナリストCharlieと共にその謎を追っていく…という展開。

車のブランドで立場を表現したり(ベンツやBMWはリッチ層、フォルクスワーゲンやオペラは現場で働く人、みたいな感じ)、やたらと巨大な建造物でナチスの体質をあらわしたり、途中、謎を追ってスイスへ飛ぶシーンもあるけれど、そこはベルリンに比べて色鮮やかな世界だったり…。

そういう細かな文化の描写も面白いし、「東へ行ってしまったユダヤ人は一体どこへ消えてしまったのか」という謎は私たちにとってみれば了解事項のことなので、長いわりには読みやすいと思います。ドイツ語の単語が入り交ざっているところは「う…」と詰まって読みづらく感じましたが、全体の構造はとっつきやすかったので、ゴールできました。Marchもおっさんぽいがカッコイイしね。「相棒」のJaegerが

We're not all made to be heroes, Zavi.There have to be people like me, so people like you can look so clever.

って嫉妬するくらいにね。

最後はちょっと希望と絶望が入り混じり、ガーン、っとショックでした…(希望で終わると思っていたから!)。

9/17/2012

Rage of Angels(YL8)

Rage of Angels
Rage of Angels
posted with amazlet at 17.03.20
Harper (2012-06-07)

Rage of Angels (語数125,149語)

才色兼備Jennifer Parkerは新検事として配属後、最初の法廷で事件に巻きこまれて…。いきなり解雇、どん底!でも彼女は負けず、弁護士としての再出発を果たし、めきめきと頭角をあらわす。

彼女のタフさにぐいぐいひっぱられ、法廷での駆け引きの面白さにもみせられ、マフィアのボス、大統領選…、とスピーディーな展開でかなりハマりました!

シドニーシェルダンって翻訳で読むと原書で読むと、なんでこんなに面白いんだろう、っと思いますわ。平易な英語、展開の巧さ、正と悪の対照的なコントラストもお見事。

昔、イングリッシュアドベンチャーとかで家出のドリッピーとかゲームの達人とか、凄い宣伝してたけど、この人、シンプルな英語でホント、ストリー使うの巧いですもんね!今更ながりに、その人選にはナットクですよ。

7/28/2012

Midnight(YL5.5)

Midnight (語数40,000語 概算)

JACQUELINE WILSONはやっぱり面白いなー。

結構凝った作りにはなっていて、でもその作りのせいで展開はある程度読めるところはあるんだけれど。

最後の締め方とかが、やっぱりうまい。

主人公がアーティストとして目覚め、これまでの作品と別れを告げるにふさわしい光景のエンディング。家族が抱えたわだかまりも一緒にエンディングを迎えそうな感じで。いいエンディングだったなーと思う。

2/25/2012

War Horse (YL5)

War Horse (English Edition)
War Horse (English Edition)
posted with amazlet at 17.03.20
Faber & Faber (2014-06-12)

War Horse (English Edition) (語数30,000語)

Joeyは若い子馬の頃、Albertというイギリスの農家の子どもに愛され世話されていた。第一世界大戦の始め、Albertの父親は騎兵隊の隊長へJoeyを売ってしまう。少年は打ちひしがれ、Joeyにいつかきっとみつける、と約束をする。Joeyは軍馬として調教され、そこでTopthornという素晴らしい馬と出う。彼等は共に海を渡って大陸へ…。戦場で彼等は捕虜となりドイツ軍に使われたり、フランス人農家で農耕馬として働いたり…。果たしてJoeyはAlbertと再会できるのか…。

馬が視点の第一世界大戦のお話。スピルバーグが映画化し、今春日本でも公開されるので、手に取りました。

Joeyが頼りにしている人たちの死や別れ…。翻弄されっぱなしの生き様で、中盤あたりから涙、涙な展開です。

馬なので過酷な経験もわりと淡々とした調子で語っていくのですが、あぁTopthornという無二の親友がいたからこそなんだね、という感じで。

戦争中で経験は過酷なんですが、わりといい人ばかり登場してくるあたりも、ジーンと心に残ります(馬目線で人々の生きざまを語る、という構造ですもんね、ハイ)。で、Joeyがホントにかわいい。

上が映画のTrailer。

四本とも綺麗にソックスをはいていて、顔に白い十字の馬で、あーホントにJoeyだー、という感じで。Joeyに既に愛情を持っているので、映画も見に行きたいです。イギリスの田園風景も美しく撮れているようなので、そのへんも楽しみです。

1/19/2012

Until We Meet Again (Bluford Series, Number 7) (YL4)

Until We Meet Again (Bluford Series Book 7) (English Edition) (語数20,000語)

今年の夏はいつもとは違う、とDarcyは人生で最高の時間が過ごせると楽しみにしていた。でも彼女の計画は、一連の不意打ちの出来事でおじゃん。まず、彼女のボーイフレンドHakeemが、父の病気の為に引越しの知らせ。混乱しているDarcyに接近してくる新しい男の影、衰弱していく祖母…。そんな中で家族の絆をより強く描いた作品になっています。

Hakeemが引越ししてしまうのは、この二人の付き合いをずーっと見守っていた身としては寂しいです。一応別れるけど友達で…、みたいなところに落ち着くんですが、今後シリーズでこの二人の物語は出てくるのでしょうか(出てきて欲しい)。タイトル的にはまた会えそうな気もしますが、どうなんだろう。

1/08/2012

The Gun (Bluford Series, Number 6)(YL4)

The Gun (Bluford Series Book 6) (English Edition) (語数19,000語)

転校生DarrellをいじめてやりかえされたTyray Hobbsが主人公。

Tyrayは復讐したがっていた。数週間前まで、彼はBlufordで一番恐れられてた生徒の一人だった。でもDarrellに公然と恥をかかされて、Tyrayの権威は地に落ちた。それを取り戻すためには、Darrellを倒す必要がある。でもどうやって?

ケガをした手、問題をかかえた家族、身近には友達もいない。Tyrayは追い詰められていた。彼がかつていじめていた子供たちに、脅され出した時、彼の世界は完全に崩壊した。復讐や権威の回復に絶望的になって、Tyrayにはただ銃だけが彼の問題を解決してくれるように思えた。

ということで、5巻の「The Bully」を読んでいたときは、こういう暴力的なTyrayって、何考えてんだろ?と思っていたわけですが、それのアンサーストーリーって感じですね。銃ってこういう感じで手に入っちゃうんだ…てな感じでハラハラしたりしながら。Darrellにブチのめされたらこそ、Tyrayも紆余曲折、色々考えて、結果的にはよかったと思いますよ。