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12/16/2012

The Vampire Prince (The Saga of Darren Shan, Book 6) (YL5.0)

The Vampire Prince (The Saga of Darren Shan, Book 6)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

The Vampire Prince (The Saga of Darren Shan, Book 6) (語数37,076語)

4巻~6巻で一区切り。5巻の怒涛の展開から一気に6巻へ雪崩れ込みました。

6巻は私にとっては非常に面白かったです。

4巻の狼たちとの出会いも回収できているし、まさかのMadam Octaの大活躍。

I'd never have fallen in with Mr Crepsley if not for Madam Octa.She'd played a key part in deciding my ultimate destiny.

1巻でDarrenに嫌われてから、そんなに活躍することもなかろうと思っていたのに、ここへきてこんな気持ちを彼女へ抱くことになるとはね。彼女については、この巻では驚きっぱなしだったかも…。

そしてこの4~6巻を通して、慣習やルールについても考えさせられますね。慣習の成立には由来や根拠はあるのでしょうが、そもそも不測の事態まで考慮されたものなのか。不測と思われる事態へも例外は認めず、当てはめるべきものなのか。ここではヴァンパイアの掟という形をとっていますが、人間社会へも容易にスライドできる話です。この辺、物語への織り混ぜ方が凄く巧いと思います。

そしてタイトルのVampire Prince。Darrenもいよいよ難しい立場になってきました。この巻でシリーズのちょうど折り返し地点。この先、ヴァンパイアの時間感覚にあわせてどれくらい時代を進めて行くのかはわかりませんが、彼はより多くの決断をしていくのでしょうね。

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