Whiteout (語数114,699語)
ToniGalloはセキュリティ責任者だ。
彼女はエボラウイルスより危険なウイルスが、実験動物のウサギと共に、スコッ トランドの研究所から盗まれたことに気付いた。しかし自体はウイルスが盗まれ ること自体よりも悪い方へ転がっていく。内部からの援護により、テロリストの 攻撃ので利用する為に盗まれたのだ。
クリスマスイブは吹雪になっていたけれども、地元警察の協力はほとんどなく、Toniはウイルスを取り戻し、バイオハザードを防ぐために、犯人を追跡しなけれ ばならなかった…。
Ψ
製薬会社にギャング侵入して、危険なウイルスを盗み出す、という話なので、バイオハザードもの?と思っていたら、メインはアクションと家族もの、という感じ。
とはいえ、製薬会社の社長のクリスマスともなれば、一族が家に集まってくるわけですよ。その書き分けが巧い。それぞれの思惑や行動が後から振り返ればもう伏線だらけで、ああここで!と伏線も綺麗に回収していくんです。
てんで勝手に動いてみえる登場人物も、いちいち説得力あるし、展開はどんどんハラハラになっていくし、お見事です。
英文は読みやすいです。こんなクリスマスは御免こうむりたいですけれども、冬に引きこもって没頭するにはもってこいの一冊ですね。