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5/28/2017

The Viking’s Bride (The Viking Series Book 4) (YL5)

The Viking’s Bride (The Viking Series Book 4) (English Edition) (語数約75,020語)

Viking Seriesの第四巻。VikingだったStefanがScotlandの女性と結婚してたちあげたMacGreagor一族。今でも彼の方針通り、女性や子どもを大事にすることを旨とし、Scottlandの湾岸沿いに暮らしていた。けれどもVikingの来襲が激しくなり、もともとMacGreagorはVikingの末裔じゃないかと彼らの出自を知る近隣の氏族からVikingと共謀しているのではないかと疑われ、いつ近隣の氏族から襲われるかわからないような状態になってきた。

そこで族長のWardは一族を引き連れ、自分たちの出自を知らない程度の遠くの北方の土地へ移動する決心をする。

一方、北部の山間には、Chattanという小さな氏族がいた。その村はそこそこ裕福に暮らしていたけれども、女ばかりが生まれて、男手不足。Chattanの族長は、娘ばかりをかかえて、娘たちの結婚にやきもきしていた。長女のEffieは美人だが、結婚なんかしない、と頑固で手を焼いていた。

そこへMacGreagorの一族が新天地を求めて移動してきて…、という展開で、さて何組のカップルができるかな?というお話です。

それにしてもVikingの来襲がいよいよ激しくなり、ScotからVikingの出自であるというだけで忌み嫌われ…。なんとも切ない展開ですよね。Vikingにレイプされてできた子も忌み嫌わて、殺されんばかり…、という話ですから、どれほど憎まれていたことか、という話です。次巻もあるようなので、一体、このブリテン島に根をはやしたMacGreagorはどうなっていくのか、見守りたいと思います。

The Viking Seriesブログ内リンク

  1. The Viking (The Viking Series Book 1)
  2. The Viking's Daughter (The Viking Series Book 2)
  3. The Viking's Son (The Viking Series Book 3)
  4. The Viking's Honor (The Viking Series Book 5)
  5. Viking Blood (The Viking Series Book 6)

MacGreagor一族

  • Ward MacGreagor…一族の長。VikingだったStefanの息子であるWallaceの七番目の孫であるAlistarの息子。寡夫で息子が一人。27才。 
  • Machara…Wardの亡くなった妻。 
  • Obbi…Wardの一人息子。八歳。 
  • Reid…WardがMacoranの女から預かった赤ん坊。 
  • Elder Niven…Wardの義理の父親。七人兄弟の末っ子Obbiの孫? 
  • Branan…Wardが一目おく男。よいハンター。独身。ハンサム。 
  • Ludvic…Wardの右腕。細かいことにこだわるタイプ。Wardよりもニ、三歳年上。Brananの兄。四人の子持ち。 
  • Bridget…Ludvic の長女。12 才。 
  • Jessie…Ludvic の妻。Wardの兄弟。 
  • Osgar…羊飼い。 
  • Alisa…Osgarの妻。赤ん坊をなくしたばかりで乳がでるのでReidを養う。 
  • Lena…Wardに意見を述べる頑固な女性。寡婦。 
  • Davina…Lenaと1歳違いの姉妹。寡婦。子育て後、Lenaと同居している。 LenaとDavinaはしょっちゅう姉妹喧嘩。
  • Katie …Niven よりも年寄りの老婆。 
  • Cobbler Cormack…旅の道中母Katieを亡くす。狩も好きだし、革の扱いが上手。靴も作れる。 
  • Connor …17歳の若者。のんびりしている。 
  • Gillies …独身。まだ若いので結婚できると思ってない。 
  • Parlan…独身。優しい。 
  • Evan…寡夫。 
  • Tyree…寡夫。 

Chattan一族

  • Cailean Chattan…一族の長。 
  • Effie Chattan…auburnの髪。Chattan 一族の地主の娘で15 歳から7ヶ月までの5人姉妹の長女。 
  • Neiline…七歳位の妹。 
  • Roddy…Caileanの兄弟。 
  • Maisie…Roddyの長女。Chattan で結婚適齢期だった唯一の男性Dermidのもとへ嫁ぐ。 
  • Dallis…Roddyの次女。なかなか辛抱強いタイプ。 
  • Kirstin…幼少時に足を折って完治せず、それからびっこをひくようになった。 
  • Wynda…結婚願望強い!
  • Leslee…おっとりタイプの少女。 
  • Farquharson…Caileanの友人。 近所の氏族の長。

5/21/2017

Daughters of Spain: (Isabella & Ferdinand Trilogy)(YL6)

Daughters of Spain: (Isabella & Ferdinand Trilogy) (語数約99,200語)

第3巻はタイトル通り、IsabellaとFerdinandの子どもたちついての話になってきます。

野望に燃えるFerdinandは子どもたちの結婚相手を次々に決めてきます。

まずハプスブルグ家のMaximilianとは、JuanとMargaret、PhilipとJuanaの結婚を決めます。Margaretを跡継ぎのJuanへ向かいいれ、三女ののJuanaをPhilipの元へ送り出し、二重の同盟というわけです。Philipは帝国の後継者でもあることだし、FranceのItalia進出の動きはGermanの諸侯が自分たちと協力して対向すればうまくいきっこない、という自信を深めるFerdinand。さらに長女IsabellaをPortugalへたまた嫁がせれば、Portugalとの国境も安牌だし、喧嘩っ早い英国との問題については、Henry TudorにはArthurとHenryという二人の息子がいる。長男のArthurとCatalinaを結婚させれば、CatailinaはArthurより一歳年上なだけだから、ピッタリな組み合わせだ。神聖ローマ帝国、Portugal、海の向こうのEnglandとの包囲網。これでなにかとちょっかいをかけてくるFranceを抑え込める。

Ferdinandのスキなしの計画にIsabellaは娘たちをたちを手放すことについて寂しくは思うものの、自分の手元には長男のJuanが残される、と思い、同意します。

ところが、スペイン王家には次々と不幸が訪れます。

最初の不幸は長男のJuanに。嫁いできたMargaretとの相性も良く幸せの絶好調の最中、病に倒れ、あっという間に亡くなってしまいます。Margaretは妊娠しており、そこへ希望をつなぐものの、夫の死というショックのせいか、流産してしまいます。

Juanとその世継ぎへの望みが絶たれ、後継者の座は長女Isabellaへ回ってきます。彼女は再婚相手のEmmanuelとの間に王子Miguelをもうけますが、もともと体の弱い彼女は出産後間もなく死亡。跡取りとみなしていたMiguelも弱弱しい子どもで、間もなく死亡。

Portugal王Emmanuelが寡夫となったので、今度は次女のMariaを彼のもとへ嫁がせ、末娘のCatalinaをいよいよ英国へ送り出すタイムリミットも迫ってきます。女王Isabellaにとっては末娘はまだまだ幼く、一度、英国へ送り出してしまえば今生の別れとなるのが目に見えています。IsabellaはCatalinaを手放すことをできるかぎり引き延ばしていましたが、周囲からのプレッシャーについに送り出す日がやってきます。

長男の死、孫の流産、長女の死、孫の死、末娘との今生の別れ…、と次々とつらい出来事がIsabellaをおそう中、Juanaたちをスペインへ呼び寄せます。この辺からはもうLast Queenでもおなじみの展開になってきますね。Last QueenではJuanaは「まとも」でしたが、本作では評判通り、madだね…、という描き方になっています。Juanaは自分の立場も忘れ、美貌のPhilipに完全に溺れており、しかもPhilipからはうざがられいるという状態で、最悪です。Philipからうざがられるのもしょうがないよね、という奇行の数々。病症のIsabellaの悩みは尽きません。愛娘のCatalinaはArthurが亡くなったのだから帰国するんだと思っていたら、弟のHenryとの結婚話が持ち上がり帰ってこない。Henryはまだ13歳の子どもだし、CatalinaとHenryの結婚にはローマから待ったがかかっるし、そもそもこの結婚は彼女持参金狙いだったのては?という気もしてくる。Spainの後継者であるにも関わらずJuanaのBrusselsで奇行の数々はきこえてくるし、頼みの綱の孫のCharlesはまだ赤ん坊。私やFerdinandが亡くなったあとは、Spainは一体どうなるのか?Juanaは気が狂っているから、PhillipがSpainを支配することになるのか?…ありえない!Ferdinandは死ぬわけにはいかない。Charlesが大人になるまで、夫にはなんとしてでも生きててもらわなければ!

そうした心配の数々と、しかし長くよい人生でもあったというという思いとともに、本作では1504年のIsabellaの死をもってあっさり幕を閉じます。

無法状態だったスペインに秩序をもたらし、レコンキスタをも達成したIsabellaたちですが、この後半戦の不幸な出来事の連続はなんなんでしょうね。敬虔…?神の摂理…?試練…?

本作の中で病弱だった長女Isabllaは、異端審問なんかやってユダヤ人たちを追放したから彼らの呪いでこんな不幸が続くのよ、と訴えていましたが、そうとでも解釈しないとナットクできない確率の不幸続きです。しかし本作の中ではこの長女Isabella以外、誰一人そんなことは考えません。さらにこの3巻では、敬虔なXimeneseが教会のトップにのぼりつめ、グラダナでMoor人たちとの約束を勝手に反故にしていろいろやらかします。どういう理屈…?と現代人としては思いますが、"敬虔な"XimeneseやIsabellaの中では正しいと思える理屈になっています。そしてまた損得勘定のFerdinand的な視野からみても、異端審問で金持ちのユダヤ人から財産を巻き上げられたのと同様のことを、Moor人に対してもできる御旗だった、ということなんでしょうね。

聖職者たち

  • Fray Francisco Ximenese de Cisneros…女王IsabellaのCfnfessorだけど、傷心のIsabellaも彼に告白することで安らぎを覚える。
  • Francisco Ruiz…Ximenseの甥っ子。
  • Bernardín de Cisneros…Ximenseの兄弟。かなりのやんちゃ坊主だった。
  • Tomás de Torquemada…Spainでの異端審問の火付け役。糖尿病に苦しんでいる。

Spain王家の面々

  • Isabella…長女。Young Isabella。Portugalで幸せな結婚生活を送っていたけど、夫Alonsoが早世してしまい実家のSpainに出戻り中。
  • Miguel…Young IsabellaとEmanuelへの長男。
  • Juan…長男。跡取りと目されている。気遣い屋でとても優しい。Angelのニックネームがつくほど。
  • Juana…かなりワイルドな性格。心配の種。Flandersへ嫁いだが…。
  • Maria…三女。とても淡々としている。
  • Catalina…英国に嫁ぐことが決まっている末娘。家族が大好きすぎて嫁ぐ日がくることを恐れている。
  • Emmanuel…Portugal王。Young IsabellaがPortugalへ来てから惚れており、従弟のAlonsoが亡くなってから、Young Isabellaへ求婚し続ける。
  • Philip…Archduke。Juanaの夫。絶世の美男で、浮気男でもある。
  • Charles…JuanaとPhilipの長男。

新大陸発見者と応援団

  • Christobal Colon…新大陸発見者。
  • Beatriz de Arana…Colonの二番目の妻。Spain人。
  • Ferdinand…Colonの後妻との間の息子。
  • Beatriz de Bobadilla…女王Isabellaの大親友。the Marchioness of Moya。

Granadaの人々

  • Iñigo Lopez de Mendoza…the Count of Tendilla。
  • Fray Fernando de Talavera…Archbishop of Granada。アラビア語覚えて賛美歌を翻訳したりしてなんとか改宗させようとGranadaで奮闘していた。相手の立場に自らが寄っていって、改宗してくれればいいな、というスタンス。
  • Zegri…Granada に住むalfaquisのリーダー。

France

  • CharlesⅧ…France国王。もともと彼が12歳、Margaretとが3歳のとき、婚約していたが、彼が玉座についたときにはMargretはまだ11歳。これは結婚できないと思って、Anne Duchess of Brittanyと結婚してしまい、Margaretとの約束を反故にしてMaximilianを怒らせた。
  • Loius Ⅻ…CharlesⅧに男子の跡継ぎがいなくなっていたので、傍系だがFranceの玉座を継承した。

5/04/2017

Spain for the Sovereigns: (Isabella & Ferdinand Trilogy 2)(YL6)

Spain for the Sovereigns: (Isabella & Ferdinand Trilogy) (語数約114,080語)

第2巻はIsabella23歳、Ferdinand22歳からスタート。そしてスペインのレコンキスタが完了するまでをカバーしています。

Isabellaは恋い焦がれてFerdinandと結婚したわけですが、次第に彼の強欲さ、浮気…などなどにも気づいてきます。しかし女王としての義務感の強い彼女は、CastileとAragonがSpainと結びつくことを重視し、現実を受け入れていきます。辛抱強く対応は穏やかなIsabellaですが、確固たる信念があり、短気で目先の利益を重視するFerdinandとの対比が面白いですね。ある意味凸凹のコンビで、だからこそ、大事業を二人は達成したのかな、とも思いました。

序盤はCastileのIsabellaの足元固めが展開されていきます。HenrⅣの子どもとされるJoanna(ただしHenrⅣの妻Joanna of Portugalの浮気の果ての子どもという噂がつきまとう)を祭り上げる一派がおり、このPortugalをバックにした姪との対決です。ちょうどIsabellaは長男Juanを妊娠している時期ですが、彼女のは町々を訪問し、地道に自分の味方を増やしていきます。PortugalはFrance頼みでIsabellaらに対して戦争を仕掛けたところがあり、Franceが援軍をださなくなると自滅…。Isabellaは王位を確固たるものへとしていきます。生真面目で信念のあるIsabellaは、賄賂も拒否し(強欲なFerdinandはそれが歯がゆい…!)、法と秩序をCastileへもたらし、HenrⅣ時代の無秩序で盗人の跋扈する状態にうんざりしていた市民たちから歓迎され、愛されていきます。

それから間もなく、ユダヤ人憎しの司祭たち一派が異端審問の設置をIsabellaに嘆願しにきます。敬虔なIsabellaは最終的に異端審問の設置を許可。Isabellaの足元で異端審問のユダヤ人狩りは次第にエスカレートしていき、あることないことすべてユダヤ人たちがやったのだというデマがまかり通り、それを証拠として取り締まりがいよいよ厳しくなっていきます。ゲットーやダビテの星的な扱いというのは、なにもナチス時代に始まったことではないのだな…、と今回初めて知りました。そしてユダヤ人たちは最終的には財産もなにもかも没収され、スペインから追放されるのです。

並行してIsabellaたちはMoor人との聖戦を本格化させていきます。Isabellaの2つの野望は異端者を彼女の国土から追っ払うこと。スペイン中でクリスチャンの旗をはためかせること。Ferdinandは戦場を駆け巡り、Isabellaも子どもたちを引き連れて、戦場へ赴き、士気をあげていきます。一方のGranada王国は内輪モメ。母親にそそのかされたBoabdil王子が父王と対立するような構図となり、クリスチャンたちが迫ってきているのに、内部分裂しているというお粗末さ…。徐々にMoor人たちの街々を落としていき、ついに半島でMoor人たち最後の都市、グラナダの包囲戦へ。Isabellaらしいな、と思わず苦笑したのは、グラナダの前にSanta Feの町を築きはじめたところです。グラナダ市民は厳しい冬には、野営しているクリスチャンたちは耐えられず、きっと包囲網も緩むだろう、という希望をもっていましたが、「絶対に今のチャンスを逃さず、落とす!」という信念をもっているIsabellaはグラナダの前に石造りの都を築きはじめ、グラナダ市民たちの希望を打ち砕くわけです。Castileの国庫は戦費もかさんでスッカラカンにもかかわらず、こういうときにこういう決断をするIsabella。さすがというかなんというか…。そしてこれはダメだと思ったGranadaはついに降伏…。

同時進行で忘れてはならないのはChristoforo Colomboの存在です。彼は新大陸がある筈という確固たる信念をもっており、新大陸発見のためのスポンサー探しをしていました。どうやらポルトガルでは支援を得られない、と見切りをつけ、スペインへやってくるわけですが、スペインは聖戦真っ盛り。IsabellaはColomboの計画に興味をもつものの、戦費がかさんで投資する余力がない。そもそもColomboは傲慢でした。新大陸を発見するのだから自分を貴族待遇のAdminalにしろとか、新大陸発見の暁にはそこの副王にしろとか要求が過大。Isabellaはあっけにとられるし、Ferdinandは怒り心頭。しかし計算高い彼は考えます。新大陸を発見できなければ結局Colomboは何者でもないし、発見すれば、スペインにとっては利益にはなる。自分を支援する気がないならFranceでスポンサーを募るというし、万が一、Franceの投資でColomboがなんらかの発見をするなんてことがあったら、たまらない…。Castileの国庫は空だがAragonの国庫は別会計で実のところ潤沢である。女王やCastileにはAragonの国庫の内情は秘密にしつつ、Aragonの国庫からColomboの支度金を出すことにします。そしてColomboは出航し、見たこともない品々をBarcelonaへ戻ってきたのでした。

1492年前後は話題が豊富でてんこ盛り状態ですが、様々な人の思惑と行動原理が垣間みれて、さすがJean Plaidy…、といったところでしょうか。

おっとちなみにThe Last Queenの主人公Juanaもとっくに生まれていて、他の子どもたちに比べるとかなりヤンチャですでにその「狂気」の片鱗をみせています。Isabellaは自分の気のふれた母親影をそこにみて、いつか狂人になるのではないかとひそかに恐れています。Last Queenを読んだ後だと、伏線だなぁとわかりやすい…!

※Isabella & Ferdinand Trilogyシリーズ、ブログ内リンク

  1. Castile for Isabella
  2. Spain for the Sovereign

Isabellaの対抗馬、HenryⅣの遺児Joanna周辺の人々

  • Princess Joanna…Castileの王HenrⅣの「遺児」。しかし冒頭では12歳の少女であり、周りから祀り上げられて翻弄され…。哀れです。
  • Alfonso V of Portugal…Princess Joannaの叔父。Joannaより30は年上。結構気分屋でわりとトンデモナイです。
  • Prince John…AlfonsoⅤの息子。下段King Johnと同一人物。
  • Dona Beatriz of Portugal…Isabellaの叔母。
  • Duke of Arevalo…Princess Joannaを祀り上げたい貴族。
  • the Marquis…Princess Joannaを祀り上げたい貴族。
  • Alfonso Carillo…Archishop of Toledo。最初はIsabellaの応援団長だったけど、全然彼女は操り人形になってくれないのでしびれを切らし…。

IsabellaとFerdinand周辺の人々

  • Alonso…Ferdinandの婚外子。長男。結構やんちゃっぽい。
  • Isabella…Isabellaの長女。この巻で嫁ぎます!
  • Juan…Isabellaの長男。Ferdinandの父親Johnにちなんで名づけられた。聞き分けがよいタイプ。
  • Juana…Isabellaの三番目の子ども。王女。The Last Queenの主人公!
  • Maria…Isabella四番目の子ども。王女。
  • Beatriz de Bobadilla…Isabellaの王女時代からの大親友。Colomboの確固たる新大陸への信念にうたれる。
  • Don Pedro Gonzalez de Mendoza…Cardinalでもある。聖職者でもあるけれど政治家でもあり、かなりリベラルっぽい。Isabellaの懐刀のような存在。異端審問設置には反対している。
  • Tomás de Torquemada…ドミニカ会の修道士。HenryⅣがIsabellaの聴罪司祭にたまたま選んだ。
  • Fray Fernando de Talavera…Torquemadaの次に女王の聴罪司祭になった人物。Torquemadaよりだいぶ表面的にはマイルド。

Granada王国関係者

  • Muley Abul Hassan…グラナダの王。
  • El Zagal…Abul Hassanの兄弟。
  • Sultana Zoraya…スルタンの王妃。もともとはDona Isabella de Solisという名前で、カスティーリャ人だったが、ムーア人の手におち、王のStar of the Morningへ。
  • Abu Abdallah…Zorayaの子ども。王子。Boabdilとして知られる。Abul Hassanの長男。かなりの呑気気質。
  • Hamet Zeli…MalagaでFerdinand率いるクリスチャンの包囲網にされても、断固として降伏を拒否する。

Portugal

  • King John…Portugalの王。AlfonsoV of Portugalの長男で王に。コロンビスの航海事業には手を貸さなかった。
  • Alonso…King Johnの王子。狩り好き。
  • Emmanuel…Alonsoの従兄弟。なかなかのハンサム。家系図広げると、この方本当はKing Johnの従弟兼義弟のあのお方だと思うので、Alonsoとは叔父・甥関係だと思うんですが、本書ではcousin扱いされているんですよね…。

France関連(長女Isabellaの嫁ぎ先)

  • Louis XI…Franceの王。なにかとPortugalからの働きかけで、スペインにちょっかいかけてくる。
  • Charles VIII…Louisの息子でフランス王に。
  • Francis Phoebus…Aragonの元王女でフランスに嫁いだEleanorの孫。Navarreの王。フランス王女の子どもでもある。ハンサムっぽいよ。

コロンブス周辺の人々

  • Christoforo Colombo…ジェノヴァ出身。スペインでの名前はCristobal Colonと名乗ることにしたみたい。
  • Diego…Christoforoの息子。
  • Fray Juan Perez de Mavchena…Prior of Santa Maria de la Rabida。好奇心一杯のサンタ・マリアの長。
  • Fray Diego de Denza…王子Juanの家庭教師。
  • Beatrix de Arana…Cristobalがスペインにきてからのお隣さんで、再婚相手。
  • Bartholomew…France居住。Colonの兄。
  • Luis de Sant'angel…Colonの応援団。Aragonese Secretary of Supplies。