The Viking's Daughter (The Viking Series Book 2) (English Edition) (語数88,660語)
14歳のCatrina MacGreagorは彼女の母親が亡くなった後、9人の兄弟たちの世話に明け暮れていた。
彼女は兄弟たちを深く愛していたけれど、日々の仕事は退屈でありながらハードで、彼女は夫をもつことなんて考えられなかった。特に好きな若者もいなかったし、自分がだれかに嫁いだら、父親一人でとても兄弟たちの世話をみきれるものではない、という思いもあった。しかしある日突然状況は一変した。七人のVikingたちが、船にのって現れたのだ。そのうち四人は、結婚適齢期だった。
というわけで、1巻末で宣言した通りStefanは、自分の氏族MacGreagorをたちあげ、Kannakとの間に11人もの子どもをもうけ(そのうち一番下は亡くなった)、Kannak亡き後、年長の子どもたちの手を借りながら、家族を養い、氏族たちを養っていた(血縁じゃなくても、同じ「氏」になるようですね)。かつてStefanを奴隷にしたBrodies一族の襲撃に備えながら、Macoran一族、Limond一族に挟まれてた環境の中、立ち上げたばかりのMacGreagorは他の一族に比べれば、余裕もなければ、人数も少ない。Catrinaと親友のKennaがそろそろ結婚する時期だけれど、村の結婚適齢期の若者は3人くらいしかいない。MacGreagorとしては氏族の人数を増やしたいから、他所の氏族へ嫁がれるよりも同じ氏族から夫を探したいような部分もある。
そんな中、Vikingたちの登場ですよ。このVikingたち、なんとStefanの父の右腕だったAnunaiの孫息子たちなんですね。上は23歳から下は14歳までの男オンリーの兄弟たち。自分たちにはどうも略奪するVikingは合わないから、平和に暮らせる土地へ逃げよう、ということで、なんとVikingのロングシップを盗んで、スコットランドまで逃げてくるという冒険をこなすんですね。で一気に、にぎやかになり、憎っくきBrodies一族との関係なんかもドラスチックにかわっていき、なかなか楽しめました。
もう1巻でそれぞれのキャラクターに愛着もってますから、この子があの人の子どもで、えー!もうこの人亡くなっちゃったの!的な衝撃もありながら、つるつるっと読めました。まあ毎年子ども生んでたら、Kannakも若死にするよね…(涙)。
The Viking Seriesブログ内リンク
- The Viking (The Viking Series Book 1)
- The Viking's Son (The Viking Series Book 3)
- The Viking’s Bride (The Viking Series Book 4)
- The Viking's Honor (The Viking Series Book 5)
- Viking Blood (The Viking Series Book 6)
Vikingの7人兄弟
- Karr Olney…長男。23歳。
- Hani…Karrと10ヶ月違いの弟。笑わない。22歳。
- Steinn…かなりマイペース。21歳。
- Magnus…強がり。20歳。
- Nikolas…17歳。料理が趣味!
- Almoor…15歳。子どもの面倒をよくみてくれる!
- Obbi…末弟。14歳。
Stefan MacGreagorの子どもたち
- Wallance…長男。15歳。赤毛に青い目。
- Catrina …14歳。ヒロイン。
- Elalsaid…妹。13歳。怠惰?
- Niall…弟。12歳。かなり成長が早いみたい。
- Carson…弟。
- Beatan…弟。10歳。
- Dughall…弟。7歳。母親の記憶が残っているせいかかなりの甘えたがり!
- Garbhan…妹。6歳。
- Aileen…妹。5歳。
- Conan…弟。4歳。
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