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4/02/2016

The Viking's Son (The Viking Series Book 3)(YL5.0)

The Viking's Son (The Viking Series Book 3) (English Edition) (語数約65,720語)

族長Bissetの娘のDonaldina。彼女の母親は、彼女が4歳のときに亡くなったのだと父はいう。彼女はなにかがおかしいと疑がっているが、それがなんなのか知ることはできなかった。Donaldiaの母親の死後、父親は後妻を次々娶るも、一番愛したのはDonaldiaの母で、Donaldiaを一番にかわいがってくれていた。しかしほかの家族からはかえって嫉妬され、Donaldiaは孤独だった。そんな彼女も今や成長し、Donaldiaを疎ましく思っている後妻にもそそのかされて、父親はついに彼女を結婚させようと決心した。Dpnaldiaは結婚したくはなかったし、なんとかそのたくらみから逃れようとしていた。そこへMacGreagor族の長Wallaceが彼女の氏族からスパイスを仕入れに遠路はるばるやってきていて、彼女は今回も完全に結婚などする気はなかったのだ…。

Ψ

というわけで、Vikingシリーズの3巻目・最終巻は、Stefanの長男Wallanceと、Bisset族のDpnaldiaとのロードムービー的展開でした。

2巻で7人のViking兄弟がきてから五年後のお話しですね。

残念なことにその間に、Stefanとその子どもたちは病死していて今回は登場しません!10人いた子どもたちのうち、生き残ったのは二人の姉妹と二人の兄弟という切ない状況でした。2巻からたった5年でこのありさま。昔の人、ほんとサイクル早いですよね…。

一方、ノルウェーからやってきた7人兄弟はみんな元気で、今回はKarr以外の6人がWallanceの従者としてBisset族のところまで一緒にやってきていました。ちなみに7人はかつてはOdinを信仰してたけど、今はみんなCatholicみたいですね。2巻ではWallance君は、とってもまじめで手厳しいイメージでしたが(下の子たちはみんな優しい長女のCatrinaが大好きで、わりと空気を読まないWallanceについて「なんでWallanceって長男なの?」とか文句を言われてたのが懐かしい)、うん、今回も、結婚したくなくてぷりぷりしているDonaldiaの扱い方がもう…(笑)。MacGreagorの誓いもあるし、じゃじゃ馬ならしは大変そう。Wallanceの四苦八苦を、既婚者もちらほらいるViking兄弟が笑っているのが楽しい。

さらにそこへDonaldiaどころではないわがまま娘が同行することになり、読んでいる方は、へーかつての旅はこんなふうなことに注意しながら旅してたかもね、とか思いつつ、とても楽しく読めました。

とはいえ、Donaldiaの父は、身から出た錆的なところはあるとはいえ、最後は許されないままでかわいそうでしたね…。生物学的になんでそんな疑いもったの?(めっちゃレアケースですよね)とも思うし、残虐は残虐ですが、どっぷり惚れてたわけですからね。

The Viking Seriesブログ内リンク

  1. The Viking (The Viking Series Book 1)
  2. The Viking's Daughter (The Viking Series Book 2)
  3. The Viking’s Bride (The Viking Series Book 4)
  4. The Viking's Honor (The Viking Series Book 5)
  5. Viking Blood (The Viking Series Book 6)

主な登場人物

  • Donaldina Bisset…Donaldと二番目の妻Lanieとの間の子。金髪。
  • Donald Bisset…スコットランド南部の領主。
  • Lanie…Donaldiaの母親。クリスチャンネームはElaine。イングランド人。
  • Tearlag…Bissetの五番目の妻。Donaldiaに嫉妬して嫌う。
  • Nathair…Tearlagの兄弟。
  • Mairi Bisset…美女になるだろうと言われていた少女。
  • Wallance MacGreagor…Stefanの長男。MacGreagorの長になっていた。
  • Odhan…族から追放されてどこにも所属していない。
  • Bawheed…Odhanの息子で10代前半の少年。
  • Conall MacTavish…のんきなハッピー男。めちゃくちゃ記憶力がいいし頭もよさげ。MacTavish族長の代理で、各地へメッセージを伝えたりしている。
  • Ceit Mackay…Odhanに捕まっていた少女。14歳。と思いきや、実はMacTavishでColnalの妹だった!かなりのわがままで、旅の道中の兄弟全員をげんなりさせるw
  • Laird MacGavish…MacGavishの長。
  • Luke…Donaldiaの古い友達。
  • Juliana…Donaldiaの双子のきょうだい。
  • Magnus…双子男子の父親になってた!
  • Nikolas…未婚。星好き。

3/26/2016

The Viking's Daughter (The Viking Series Book 2) (YL5.0)

The Viking's Daughter (The Viking Series Book 2) (English Edition) (語数88,660語)

14歳のCatrina MacGreagorは彼女の母親が亡くなった後、9人の兄弟たちの世話に明け暮れていた。

彼女は兄弟たちを深く愛していたけれど、日々の仕事は退屈でありながらハードで、彼女は夫をもつことなんて考えられなかった。特に好きな若者もいなかったし、自分がだれかに嫁いだら、父親一人でとても兄弟たちの世話をみきれるものではない、という思いもあった。しかしある日突然状況は一変した。七人のVikingたちが、船にのって現れたのだ。そのうち四人は、結婚適齢期だった。

Ψ

というわけで、1巻末で宣言した通りStefanは、自分の氏族MacGreagorをたちあげ、Kannakとの間に11人もの子どもをもうけ(そのうち一番下は亡くなった)、Kannak亡き後、年長の子どもたちの手を借りながら、家族を養い、氏族たちを養っていた(血縁じゃなくても、同じ「氏」になるようですね)。かつてStefanを奴隷にしたBrodies一族の襲撃に備えながら、Macoran一族、Limond一族に挟まれてた環境の中、立ち上げたばかりのMacGreagorは他の一族に比べれば、余裕もなければ、人数も少ない。Catrinaと親友のKennaがそろそろ結婚する時期だけれど、村の結婚適齢期の若者は3人くらいしかいない。MacGreagorとしては氏族の人数を増やしたいから、他所の氏族へ嫁がれるよりも同じ氏族から夫を探したいような部分もある。

そんな中、Vikingたちの登場ですよ。このVikingたち、なんとStefanの父の右腕だったAnunaiの孫息子たちなんですね。上は23歳から下は14歳までの男オンリーの兄弟たち。自分たちにはどうも略奪するVikingは合わないから、平和に暮らせる土地へ逃げよう、ということで、なんとVikingのロングシップを盗んで、スコットランドまで逃げてくるという冒険をこなすんですね。で一気に、にぎやかになり、憎っくきBrodies一族との関係なんかもドラスチックにかわっていき、なかなか楽しめました。

もう1巻でそれぞれのキャラクターに愛着もってますから、この子があの人の子どもで、えー!もうこの人亡くなっちゃったの!的な衝撃もありながら、つるつるっと読めました。まあ毎年子ども生んでたら、Kannakも若死にするよね…(涙)。

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  1. The Viking (The Viking Series Book 1)
  2. The Viking's Son (The Viking Series Book 3)
  3. The Viking’s Bride (The Viking Series Book 4)
  4. The Viking's Honor (The Viking Series Book 5)
  5. Viking Blood (The Viking Series Book 6)

Vikingの7人兄弟

  • Karr Olney…長男。23歳。
  • Hani…Karrと10ヶ月違いの弟。笑わない。22歳。
  • Steinn…かなりマイペース。21歳。
  • Magnus…強がり。20歳。
  • Nikolas…17歳。料理が趣味!
  • Almoor…15歳。子どもの面倒をよくみてくれる!
  • Obbi…末弟。14歳。

Stefan MacGreagorの子どもたち

  • Wallance…長男。15歳。赤毛に青い目。
  • Catrina …14歳。ヒロイン。
  • Elalsaid…妹。13歳。怠惰?
  • Niall…弟。12歳。かなり成長が早いみたい。
  • Carson…弟。
  • Beatan…弟。10歳。
  • Dughall…弟。7歳。母親の記憶が残っているせいかかなりの甘えたがり!
  • Garbhan…妹。6歳。
  • Aileen…妹。5歳。
  • Conan…弟。4歳。

3/21/2016

The Viking (The Viking Series Book 1) (YL5.0)

The Viking (The Viking Series Book 1) (English Edition) (語数64,480語)

15歳になる前に、Stefanついに彼の初めてのヴァイキングの襲撃に、父に参加させてもらえた。しかし戦闘は彼の期待していたものとは異なり、彼は、襲撃先のスコットランドへとりのこされてしまう。

13歳のKannakの問題は、彼の父が彼女と母を捨ててどこかへ行ってしまったこと。彼女たちが生き残るただひとつ生き残る道は、母親の反対をおさえて、彼女が夫を得ることだ、と思い詰めていた。そこへ突然、逃走していたヴァイキングが現れ、彼女は思わず彼をかくまい、助けてしまう。彼女は果たしてスッコットランドの氏族たちから、そのヴァイキングをかくまうことができるのだろうか?

Ψ

というわけで、ヴァイキングのStefanと、スコットランド人のKannakという少年少女を軸に、彼女の母とその領主との隠れた恋、はたまた領主を憎みいつか殺してやろうとたくらむ妻…などなど、それなりに物語は錯綜して展開していきます。主人公のStefanがとにかく健やかなタイプですし、ティーン向けのYAみたいな感じなので読みやすいですよ。個人的にはヴァイキングものを選んだつもりが、まさかの定住路線…、という思惑外れなところもありましたが、全3巻なので、全巻読もうかなーという感じです。

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  1. The Viking's Daughter (The Viking Series Book 2)
  2. The Viking's Son (The Viking Series Book 3)
  3. The Viking’s Bride (The Viking Series Book 4)
  4. The Viking's Honor (The Viking Series Book 5)
  5. Viking Blood (The Viking Series Book 6)

3/12/2016

Vlad: The Last Confession(YL7.0)

Vlad: The Last Confession: n/a (English Edition) (語数143,840語)

悪名で名高いDRACULA。

しかし本当のDracula、Vladの姿はどうだったのでしょうか?単なる恐ろしい怪物だった?本書では彼の矛盾に満ちたただの人間として描いています。

オスマンがヨーロッパへ膨張してくる時代、キリスト教圏の国々では内輪もめばかり。そんな中、戦闘の最前線のひとつだったワラキアの領主だったVladがどんな戦略でワラキアを導こうとし、オスマンから守ろうとしたのか。「悪魔の息子」と呼ばれた彼は、暴君でもあり立法者でもありました。十字軍院軍の騎士であると同時に大量殺戮者、処刑者であると同時にヒーロー、恋人であるともに殺人者でした…。

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本書では、Vladが亡くなってから5年後の1481年に、彼の山城だったPoenari城で行われた裁判から彼の生前の姿を描き出す、という形で構成されています。彼をよく知る3人が集められ、彼のオスマン朝での人質生活からはじまり、彼の最期までが語られていきます。Vladと1歳違いのオスマンの王子、Mehmet2世との因縁深いドラマもあって読みごたえたっぷりです。

Vladの一生が、年表を追うだけでもこれだけ激しいものだとは、本書を読むまで知りませんでした。Vladに対するプロパガンダも、生前死後を問わず、君主たちの都合ですごかったんですね。

コンスタンチノープルを攻略してしまうようなスルタンに対して、小国ワラキアの領主(しかも3度返り咲くというハメになる…。目まぐるしい領主たちの裏切り!裏切り!)にすぎないVladは、毎回、絶望的にみえる状況の中で、それなりの戦いをするわけですから、彼の軍司令官としての優秀さは、年表を追うだけでもわかろうというものでしょう。そしてこの圧倒的な戦力差の中で、勝機を見出そうとするわけですから、当然彼は苛烈です。

本書の中では、自分に忠実なものたち対しては優しさをみせるキャラクターとして描かれています。史実かどうかは不明ですが、趣味の鷹匠という属性も、なんだかんだいってキャラクターに説得力をもたせるエピソードで私は好きでした。愛馬や、鳥たちにみせる彼の愛情深さといったら…!いくら彼がワラキアを守ろうと頑張っても誰も信じられないような時代の中で、愛情をかえしてくれる動物たちは慰めだったんだろう、と解釈したくもなります。

年表(≒ネタバレ)を睨みながら読んでいたので、すっかりそんなVladに愛着をもってしまった私は、1476年が近づくと、「Vladがもうすぐ裏切られて死んでしまう…!」と絶望的な気分になっていました。しかしその「死」は、はっとするような終わり方をするし、1481年の裁判の決着もエッ!という展開ですので、絶望的なエンディングではなく最後まで目が離せませんでした。そして「裁判」が1481年だった意味も、Mehmetの年表を見ると、わかってきましたね。

というわけで、オスマン朝の異国情緒もたっぷり、鷹匠ネタも満載、Ilonaとの本当に物語のような(物語なんだけど!)出会いにいたるまで、読み応えたっぷりのヒストリカル・ロマン!!でした。読み終わった後の喪失感がすごい!!!

Ψ

ネタバレアリの登場人物メモ。役職名とかニックネームが散乱しているので、誰のこと言っているのか戸惑いながら読むのは、歴史ものの宿命ですね。登場人物も相当多いですよ!

Vlad Draculの息子たち

  • Mircea Dracula…長男。生き埋めによる死。
  • Vlad Dracula…次男。主人公!ニックネームは、Vlad Ţepeşとか ImpalerとかKaziklu Beyとか全部「串刺し」という意味みたいです。Vladはマルチリンガル。ギリシア語、ラテン語、フランコンニア語、オスマン語?アラビア語もたしなみ、コーランを、暗唱できるっぽいです。
  • Radu Dracula…Vladの弟。Vladの6歳下。Vladと一緒にオスマンで人質生活を送っていました。美少年で美男子に育ち、Mehemed2世のお気に入り。Vladは父の死でワラキアに戻りますが、Raduはそのまま人質生活を続行したことから、オスマンの宮廷で出世。Vladとは対照的な人生を歩みます。最期は哀れ…(涙)。

目撃者たち(1481年の裁判で召喚される告白者)

  • Ion Tremblac…最初の告白者。Vladとの付き合いは子どもの頃からで、5歳でVladと、一緒にトルコへ人質としてきた。Vladの忠実な友であり、家令みたな役割。
  • Ilona Ference…Lamaは奴隷としての名前。ハンガリー語でIlona。Vladの聖域。恋人。
  • Brother Vasilie…the Hermit。隠遁者。Ilonaのお産の時に呼ばれた僧侶。Vladの一騎打ちの戦いのときには兵として参戦していた模様。Vladは無駄な殺戮はしないと考えている。年も近く元戦士ということもあってVladに気に入られ、彼の告白をきくことになる。

オスマン朝の人々

  • Hamza …Hamza agha、のちのHamza pasha。Vladたちの人質時代の講師。鷹匠。Vladと鷹への愛を共有している。
  • Murad Han…Vladの人質自体のときのスルタン。ムラト2世。Mehmetの父。
  • Mehmet Celebi…Muradの息子。のちの「Fath」とか「The Conqueror」とも呼ばれるコンスタンチノーブルを陥落させるスルタンに。Vladより1歳年下。14歳で兵隊連れて暴れたけど、評議会から抗議を受けて1度、皇太子から引きずり降ろされたりしている。
  • Abdullah-i-Raschild…ギリシア生まれの奴隷でMehmetのお気に入り。

Wallaciaの領主たち

  • Albu cel Mare…The Great。 クセモノ。1448年、Vladの味方のフリしてVladislav側についた。
  • Turcul jupan…Wallachiaで2番目の権力者。Gales jupanの兄弟。彼の娘ElisabetaはIlonaのメイド。Ilonaはこの領主が嫌い。
  • Gales…Vladの領主の一人かな?チビで片目みたい。肝心の戦いでVladを見捨てたので、Vladに出くわさないよう逃げ回っている。…が捕まり、Vladの結婚式の日に処刑。
  • Cazan…父親と同じくらいVladに忠実。ワラキアの正当な教会のトップ。

DraculaのVitesji

  • Black Ilie…Vladの逃亡生活中にボディガードとして雇われた。アフリカの血も混ざってる?Vladのvitesjiの一人。親衛隊みたいなもんかな?とても忠実。
  • Stocia…Vladの下僕。口がきけない。なにも言わなくてもニーズを満たしてくれる。とても忠実。

その他

  • Petru Iordache…1481年裁判当時、ワラキアの領主に仕えるPoenari城の若いSpater。裁判の為やってきたHorvathyの為に執事的に動く。
  • Horvathy…Count of Pecs領主。伯爵。ハンガリー王Matthiasの取り巻きのひとり。独眼。1481年の裁判は彼が主導しているみたい。
  • Domenico Grimani…Cardinal of Urbino(イタリア山間部の小都市。ルネサンス期に栄えた)。1481年の裁判の採決を任される。カトリックですよ。(ワラキアは正教が主流ですが)。
  • Hunyadi…ワラキア出身のハンガリーの貴族。Vladの父を斬首することを命じた。MatthiasCorvinusの父。
  • Matthias Corvinus…ハンガリーの王。カラスの紋章みたいで「The Crow」とも。Vladたちより10若いけど2倍老けて見える…。彼は父親のHundtadi。Vladはそんな敵の息子の元で幽閉生活を送ったり、手を組むんですから、お互い凄まじい関係ですよね(Vladを生かしておくMatthiasの政治センスが生臭い)。
  • Thomas Catavolinus…Hamzaと一緒に派遣されてくるギリシア人。オスマン朝の広大さを思いますね。
  • Abdulmunsif…Hamzaと一緒に捕まる大使。
  • Abdulaziz…Murad時代からのマイナーな役人。大使。Hamzaと一緒にVladに捕まる。
  • Han Jiskra…ハンガリー王の欲得ずくの指揮官。Vladへの裏切りに心折れそうな若き日のHorvathyを叱咤する。
  • Elisabeta…Vladの最初の妻。Turculの娘だったと思うな。Ilonaのメイドもしてたんだけど。
  • Ilona Szilagy…Vladの2番目の妻。こっちのIlonaはハンガー王Matthiasの従妹。
  • Janos Varency…ハンガリーの強盗を捕まえる役人。Vladのハンガリーでの幽閉生活の終わりに、捕り物騒ぎで入ってきて、その傲慢さがアダとなりましたな?
  • Stephen Cel Mare…Bogdanの息子。Vladのいとこ。父親が殺されたあと、Vladと一緒に逃亡。たぶんこの方のことも「The Great」と言ってると思うよ。
  • Karafat…Vladの愛馬。メス。小柄だけどVladも背が高いわけじゃないし、愛馬だね。
  • Ahktar…メスのハヤブサ。HazmaからVladへプレゼント。

2/06/2016

Ice Wreck (A Stepping Stone Book(TM))(YL2.5)

Ice Wreck (A Stepping Stone Book(TM))
Random House Books for Young Readers (2014-07-22)

Ice Wreck (A Stepping Stone Book(TM)) (語数14,800語)

アイルランド出身のShackletonの南極横断探検のお話。1914年に船ででかけるも氷塊に囲まれて身動きできず、船は氷に圧迫されて壊れてしまいます。そこからのチーム全員での生還が淡々と描かれています。チームのリーダーとしてのひとつのあり方を提示している感じです。

先日、Hallル女史の「Nansen」の翻訳本で岩波少年文庫からでている「ナンセン伝」を読んだばかりだったので、その頃の極地探検家のお話が気になったので、軽く読めるこちらを読んでみました。

Shackletonの場合はスタートからして船が氷に破壊され、その後も次々に計画通りにいかず、よくぞこれだけの困難をかわして全員生還したものだよ…、という展開でした。

一方、Nansenの場合は北極探検の為に、「いかに氷の圧力をうまくかわすか」というあたりに配慮したフラム号を設計するところからはじまっていました。その後Amundsenがこのフラム号で南極点の到達を達成します。極地探検では氷塊に囲まれて、船が壊れてしまうことはままあることのようなので、今回の本を読んで、改めて、Nansenの凄さを感じてしまいました。

1/31/2016

Bomb: The Race to Build--and Steal--the World's Most Dangerous Weapon(YL6)

Bomb: The Race to Build--and Steal--the World's Most Dangerous Weapon (Newbery Honor Book) (語数60,534語)

第二次世界大戦中のマンハッタン計画をめぐる実話なのです。2013年のニューベリー受賞作品で非常に読みやすかったです。

  • Oppenheimerを中心とする原爆開発チームの話。
  • 米英の原爆開発の研究をさぐろうとする「同盟国」ソ連のスパイたち。
  • ドイツの原爆開発を阻止するために、原爆の材料となる重水素工場を破壊する工作チームの話。

これら3つの動きを軸にしながら、戦中から戦後冷戦までの流れがよく描かれていて読み応えはありました。

エピソード的にはノルウェーの破壊工作話がインパクトがありました。これはアクション映画か?いや実話か!という手に汗握るような展開です。ノルウェーは大戦中、ドイツに占拠されているわけですが、そこには原爆の材料として必要な重水素工場が堅牢な場所にありました。この重水素が原爆の開発に利用されることを恐れた連合国側は、英国軍の特殊部隊で訓練した地元ノルウェーの工作メンバーを送り出して、工場を破壊させるわけですが、とにかく難攻不落な場所の立地とあって、よくぞ成功したな、という顛末でした。

マンハッタン計画に参加している学者たちの「裏切り」行為自体のエピソードも「えーっ」という感じではありますが、彼らの「戦後」も平坦ではありません。

ソ連が米国の予想よりも早く原爆を完成したため、情報漏えいに気付いた米国側は、戦中のテレグラムを全て捜査して、「容疑者」として次々と特定されていくわけです、ドイツ生まれの理論物理学者Klaus Fuchsや、米国生まれの理論物理学者TedHall(19歳でマンハッタン計画に抜擢された最年少の物理学者。しかし自らソ連領事館にかけこみ、情報を流すことを申し出る)、もともと産業スパイとしてソ連にスカウトされいたHarryGold…。そもそも情報を流していた当時は「同盟国」だったソ連への情報提供ですから、それを「裏切り」と糾弾できたものかどうか微妙なところがあるわけですが、「自白」にまで追い詰められたものが多い。

原爆の父と言われたOppenheimerにしても、水爆開発をめぐっては「倫理」感から失意のどん底。それほど幸福な余生を送った様子はありません。

政治的なキーとなる動きもよくまとまっていました。

原爆開発にゴーサインを出したRoosevelt大統領は任期途中で亡くなり、結果として自動的にTrumanが大統領となり、日本へ原爆を1度ならず2度も落とす決定をくだします。TrumanのStalinとの相性の悪さもみてとれるし、戦後の水爆の開発をめぐっては、Oppenheimerにたてつかれながらも、ゴーサインを出します。「どうせソ連に水爆の開発をされれば、今度は、どうして先に水爆を開発しなかったんだとたたかれるのは自分だ」という思いがTrumanにはあったという話も書かれています。…この辺はポピュリズムの弊害でしょうかね?とはいえ、原爆で先を越されたトラウマのあるStalinは、米国が水爆開発をしなくとも、Trumanがいうように水爆を開発させはしたでしょうね。もはや破壊力が巨大すぎて、なんの為の開発かもわかりませんが。そうこうしながら現在に至り、テロリストに奪取されたら…、印パ戦争でもしも勢いで使われたら…、などいう心配の尽きない今にいたる話なのです。

1/03/2015

Gone Girl: A Novel(YL7)

Gone Girl: A Novel
Gone Girl: A Novel
posted with amazlet at 17.03.20
Crown (2012-06-05)

Gone Girl: A Novel (語数130,820語)

ミズーリ州に住むNickとAmyの結婚五周年の日の朝のことだった。家に戻ると何者かと争ったあり、聡明で美しい妻は消えていた。

Amyがつけていた日記からは、Nickとの出会いからしばらくの幸せな日々、そこからの次第に忍び寄る結婚生活の危機が赤裸々に書かれていた。警察やメディア、Amyの両親からNickヘと投げかけられる疑惑の目。はたして彼は本当に殺人者なのか?

Ψ

というのが、前半の話。後半はあっと驚く「真実」が展開されていきます。でもネタバレになるので書けませんね!正直、この奥さん、よくやるわ…、って感じです。映画も見てきましたが、映画はAmyの独白部分がないので、より一層、Amyが何を考えているのかわからずホラーでしたヨ。

でも、テーマは"結婚生活って""男って女って…"ってところで、ミステリー・ホラーが主軸というわけではないと思います。

もっともなかなかAmyほどの人はいないと思いますが。AmyのAmyたる所以って、やっぱり親の書いたヒットシリーズ「AmazingAmy」によるところが大きいと思いますしね。いつも「彼女があの物語の中で完璧なAmyのモデルになった人よ!」てな感じで比較、競争させられているAmy。これはものすごい強迫観念だと思いすよ…。彼女の両親の存在は、結構ホラーですよね(特に小説)。

オマケ

映画版GoneGirlのVFX。こんなに沢山エフェクトかけているんですね!!→http://vimeo.com/115019179