ページ

1/05/2013

The Lake of Souls(The Saga of Darren Shan, Book 10)(YL4.7)

The Lake of Souls (The Saga of Darren Shan, Book 10)
HarperCollinsChildren’sBooks (2011-03-21)

The Lake of Souls (The Saga of Darren Shan, Book 10) (語数51,320語)

傷心のDarrenとHarkatは再びサーカスへ。

Darrenがサーカスへ来る度にいつも同じ海賊の衣装をTruskaに着せられるシーンが織り込まれています。今回も違わず。同じシーンだけにその当時のことを思い出すから、今回はより一層、泣けますね。

"The death of somebody you love is the second worst thing in world. Truska said softly."Worst thing is letting it hurt you so much that you die too──inside".

こういう科白をDarrenの身繕いをしてあげなら言えてしまうTruskaのなんという女ぶり。母性のかたまりっていうか。こういうシーンをさらっと織り込んでくるあたりが、このシリーズを読みつづけてしまう理由でしょうね。

それにDabbieとAliceの正義感の強さにも、毎回ビックリだわ。このシリーズの女性たち、みんなタフだよね。強いよね。11巻あたりでまた彼女たちとは合流できるのかな…。

で、そんな強い女性たちから前半早々に別れて、DarrenとHarkatは異次元ワールドへ旅立ちます。異次元ワールド──いよいよ、Harkatが誰なのかを探る旅。

旅の前半はTOREみたいな感じの謎解き&冒険で、後半はそれなりにグロテスクです。"Grotesque"が出てくるあたりから不穏になってきて…。特にSpitsの「告白」のくだりは、彼が面白いくらいの酒飲みなのは、この罪悪感からなのか…、という凄惨さ。

本当の終盤、Harkatの正体がわかってからは、一気に辻褄あわせてきたな、というか、もともとそういう計算はあったんだろうけれども、という展開で、Mr.Tinyの能力もちょっと明確になってきます。

0 コメント:

コメントを投稿