Contingency Plan (Rapid Reads) (English Edition) (語数16,800語)
夫が亡くなってからの再婚。なんて素晴らしい人と出会えたんだろうと思っていたSandraだが、やがて大きな誤りに気が付く。
いろいろ語るとシンプルな話なのでネタバレに直結してしまいますが。12歳の娘が理想的な娘像ですな!10代ってこんなに聞き分けいいかな?、と思いつつ、Sandra自身も結構逞しいので、わりとスカッとします。英文はなんだかGRみたいな感じで平易。
Contingency Plan (Rapid Reads) (English Edition) (語数16,800語)
夫が亡くなってからの再婚。なんて素晴らしい人と出会えたんだろうと思っていたSandraだが、やがて大きな誤りに気が付く。
いろいろ語るとシンプルな話なのでネタバレに直結してしまいますが。12歳の娘が理想的な娘像ですな!10代ってこんなに聞き分けいいかな?、と思いつつ、Sandra自身も結構逞しいので、わりとスカッとします。英文はなんだかGRみたいな感じで平易。
A Northern Light (語数92,597語)
16歳のMattie Gokeyは大学で勉強し、いつか小説家になる夢を見ていた。しかし実現する見通しは暗かった。
母が亡くなり、長女の彼女は、父親が農場で働いていて家を留守にしている間、妹たちの面倒をみなければならない。勉強は好きで成績は良かったから奨学金は得られそうだが、進学ともなれ家もばNYまで出なければならないし、Mattieを頼りにしている父親は進学には反対だ。進学しようものなら縁を切られそうな剣幕だ。
そんなときハンサムなRoyalから求婚されてMattieはちょっと舞い上がる。しかし先に結婚して子育てや家事に追いまくられている親友の暮らしぶりをみて、あんな日常生活に追いまくられる生活では小説など書けないのでは…?そういえば大成している女流作家はみんな独身か離婚している…、ということに思い至ります。この辺の、100年前の女性であることの社会的な息苦しさ・雰囲気の描写が巧いですね。
Royalはハンサムで働き者だけど、農場の仕事そのものに彼は夢中すぎて、小説なんてバカらしいと思っているリアリストですから。これは結婚したら自分の夢をあきらめることになるぞ、と気が付くわけです。
Mattieはなにかとお金は入用だから、と思って、町のホテルで一緒に進学を目指す親友と一緒に働きだします。そこで客の Grace Brownから秘密の手紙の束を預かり燃やしてくれと頼まれます。預かった手紙をこっそり読んでいくうちにMattieはとある事件の真相に気が付きます。これもまぁ女性の立場を描くにあたって恰好のネタではあるですけど。なんだかここだけ推理小説っぽい展開に…。
なんだかMattieの話だけでも結構面白かったので、間、間に挟まるGraceの話と絡める必要があったのかなぁ?と、思いましたね。いきなりこの話になったとき面喰いましたもん。ちなみにMattieは架空の人物ですが、Graceの事件は本当にあった話みたいです。
The Art of Racing in the Rain: A Novel (語数69,306語)
Enzoは他の犬と自分は違うことを知っている。テレビをみたり、飼い主でレサーのDenny Swiftの言葉を聞くことによって自力で様々なことを学習。ほとんど人間に近い魂を持つ哲学者のようなものだ。
飼い主のDennyと二人、平和に暮らしていたわけだが、Dennyがある日Eveという女性を連れてきた。EnzoはDennyの愛情を独占できななりEveにちょっと嫉妬する。しかしそんな二人にZoeという女の子ができ、女の子が生まれた日に、「Enzo、この子をずっと守ってね」とEveに頼まれる。その時からEnzoは決心する。この子をずっと見守ろう。この一家をずっと見守ろう、と。
テレビ好きの主人公、犬のEnzo君。彼の人生観はちょっと風変わりだけれど(生まれ変わったら人になれる、とか、サルより自分の方が人間に近いとか、魂の問題とか)、話せない分だけ、じっと飼い主たちの人生を見守り、洞察していくんですね。それが…、本当に犬っぽい!飼い主の家族に忠実で、一家の試練をそばでずっと見守っていく話なんですが、あぁワンコたちはこういうこと、考えてるかもしれないねぇ、と思いました。
Dennyの妻Eveが病に伏すあたりから一家はどんどん悲惨な方向へ転がっていくので、結構、だんだん鬱々としてきました。悲惨な状況をEnzo君はいろんなことを考えながら、見守っていくのですよ。話せないながらも時に励ましたり、行動にでたりしながら。人生を受け入れつつ、諦めることなく、生きることに健気。切ない…!切なすぎる…!
それでもレーサー根性をもったDennyとEnzo君は最後まで諦めない!…でなんとか試練を乗り越えていこうという話で。最後の最後にはやっとほっとできました。
英文は難易度は、前半のEnzo君のテレビからの知識の寄せ集めと感性に基づく独特な人生観が、ちょっととっつきにくかったかな?それからレースの表現も凝っているあたりはとっつきにくかったですね。アイルトン・セナ位は私も知っていますが、F1ファンとかではないので、ちょいちょい飛ばしながら読んでいました(比喩なので、なんとなくそれでも話はわかる)。
ちなみに私はこの本でAudibleを初購入しました。とても耳だけではついていけないので、読みながら聞く、という感じです。comで購入するとAudibleが割引対象になる本ですので、それで購入。Whispersync for Voice機能つきですが、AudibleとPaperWhiteを同時に使っていたので、あまりその辺の恩恵は受けませんでした。1章1章が短い単位になっている、ということの方がむしろ有難かったですね。
※ちなみにこの本、大人向けと児童書と2バージョンあるみたいです。私は大人向けで読みました。児童書の表紙は犬の顔の面積がもうちょっと大きいみたいですね。
Sarah, Plain and Tall (Sarah, Plain and Tall Saga) (語数8,251語)
1910年、カンザスの農夫Jacobは、「花嫁求む」という新聞広告を出した。返事をよこしたのは海辺に住むSarahという女性。これまで兄と一緒に暮らしていたが、兄が嫁をもらうこととなり、自分の居場所はここにはない、と思い立ち、応募してきたという。Jacobには二人の子どもがちて、二人は自分たちの母になるかもしれないSarahに手紙を送る…。
なかなか長閑な短編でイイ。
継母が来るのってこんなに子どもにとって楽しみなことかしらね?…と思いはしたものの、新聞広告で募集して手紙でのやりとり…、海の景色がみえてきそうなSarahからの素敵な返信。なーんだかウキウキするんですよね。大草原の小さな家みたいなテンポ。
表題作は短編で、Kindle版は他の巻の1章がやたら詰め込まれていて、あぁ、こーゆー展開になっていくのねー、というのがわかり、正直結構気になります。短いのでコスパはよくないですけどね…。
The Sky is Falling (70,808語)
もしもアメリカにロイヤルファミリーがいるとするなら、Taylor Winthropsこそが王冠をかぶっていたであろう。
人気があり、カリスマのあるWinthrops一族。さまざまな公的仕事やチャリティーを行っている魅力的な一族。しかしわずか一年の間に一族5人全てが、一連の事故で亡くなった。美しい女性キャスターDana Evansは、事件に興味を持ち、調査を始めた。
面白かった…!
「The Best Laid Plans」での準主役Dana Evansが、本作の主役。Dana Evansがどういう女性か、また彼女をとりまく人々も前作を読んでいた方が、わかりやすいのではないかなぁとは思います。しかし本作だけでもストーリーは十分成立する、という構成になっています。「The Best Laid Plans」はパーツ単位では面白かったものの、全体像がぼんやりしていました。しかし今回は1つの作品としてまとまっています。
事故にみせかけた連続殺人事件なんだろうなぁ、と思いながら読んではいたものの、まさかまさかのモスクワでした。Author's Noteで空想じゃなくてそこは実在、となっていてちょっとビビりました。でも冷戦崩壊後って、そうだったかも…、と遠い記憶をほりおこしてみたり。
英文はあいかわらずサクサク読みやすいです。私は児童書よりもKen FollettやSidney Sheldonの方が正直なところ、読みやすいと思う作品が多いですね。
Finding Hannah (English Edition)
(語数55,000語)
ニューハンプシャーに住む主人公のDylanは15歳。彼が1階でうたたねをしている間に、2階の自室にいた姉のHannahが誘拐された。
何週間かボランティアなどによって、森の中での彼女の捜索が行われたが、手掛かりはない。Dylanはボランティアの捜索に参加していた同い年のMollyと知り合う。大規模な捜索が打ち切られた後も、あきらめきれないDylanは、Mollyと二人、森の捜索を続けることにした。
日本だと今のところKindleオンリー本ですね。YAになりますが、オススメです。
15歳でこんなにトレッキング知識豊富でしっかり計画をたてて姉を捜索できるか?──とは思いますが。Mollyと二人、支えあって乗り越えていくところがなんといっても読みごたえあります。
結構悲痛なシーンも多いのですが、物語はひっぱるし、英文自体もやさしめなので、没頭して読みました!いろいろいうとネタばれになるので切り上げます!!
The Best Laid Plans (語数100,000語)
広告代理店に勤めるLeslieは、Oliverの選挙キャンペーンの仕事を引き受ける。ほどなく二人は恋に落ち、結婚直前までいく。しかしOliverは直前でLeslieを裏切り、権力者の娘と結婚し、大統領へと続く政治家としての道を歩み始める。Leslieは復讐を誓い、復讐の手段としてメディア帝国を作ろうとするのだった…。
主役はLeslieの筈だと思ってたんだすけど、どうなんですかね?
準主役的Danaのエピソードが、Leslieの復讐エピソードとあんまり絡まないんですよね…。Danaはアナウンサー/レポーターとして活躍する女性です。彼女の子供時代、就職の経緯、ユーゴ紛争の通信員としてのエピソード。大胆な行動力はあっけにとられるほどで面白く、ユーゴ紛争の話などもかなり面白いのです。しかしここまでDanaのことを細かく描いていながら、本編と思われる復讐エピソードとの絡みが少ないのですよ。別々の話でもよかったんじゃない?という感じ…。
本編は本編で、最後に”あぁそうか!騙された!言われてみれば、仕掛けはあった!”と膝を打つ感じで、最後のどんでん返しにはまんまと騙されたクチなので、面白かったんですが、個人的にはパワフルなDanaのパートが一番面白かったですね。ユーゴ紛争の時期だし、Oliverは元弁護士だしどうも下半身緩いし…、Oliverはクリントンあたりをイメージして描いたのかな?とか勝手に想像しながら読みました。
というわけで、どうやらこのDanaが主役らしい「The Sky Is Falling」も気が向いたら読んでみようかなー、と思っています。
英文は優しいです。中身は薄いので、気楽に読めますしね。「The Great Gatsby」で砂を噛む思いの直後だったので、なおさら!
また以前読んだシェルダンの「Rage of Angels」よりも簡単だと思います。大統領と強く賢い女性がメイン、ってところで本作とも似ているところがありますが、向こうは弁護士さんですからね。法曹界ワードみたいなのがちょっとハードル高め。ただストーリー自体は「Rage of Angels」の方が説得力があって面白いと思います。