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7/15/2013

The Best Laid Plans(YL6)

The Best Laid Plans
The Best Laid Plans
posted with amazlet at 17.03.20
HarperCollins (2012-06-07)

The Best Laid Plans (語数100,000語)

広告代理店に勤めるLeslieは、Oliverの選挙キャンペーンの仕事を引き受ける。ほどなく二人は恋に落ち、結婚直前までいく。しかしOliverは直前でLeslieを裏切り、権力者の娘と結婚し、大統領へと続く政治家としての道を歩み始める。Leslieは復讐を誓い、復讐の手段としてメディア帝国を作ろうとするのだった…。

Ψ

主役はLeslieの筈だと思ってたんだすけど、どうなんですかね?

準主役的Danaのエピソードが、Leslieの復讐エピソードとあんまり絡まないんですよね…。Danaはアナウンサー/レポーターとして活躍する女性です。彼女の子供時代、就職の経緯、ユーゴ紛争の通信員としてのエピソード。大胆な行動力はあっけにとられるほどで面白く、ユーゴ紛争の話などもかなり面白いのです。しかしここまでDanaのことを細かく描いていながら、本編と思われる復讐エピソードとの絡みが少ないのですよ。別々の話でもよかったんじゃない?という感じ…。

本編は本編で、最後に”あぁそうか!騙された!言われてみれば、仕掛けはあった!”と膝を打つ感じで、最後のどんでん返しにはまんまと騙されたクチなので、面白かったんですが、個人的にはパワフルなDanaのパートが一番面白かったですね。ユーゴ紛争の時期だし、Oliverは元弁護士だしどうも下半身緩いし…、Oliverはクリントンあたりをイメージして描いたのかな?とか勝手に想像しながら読みました。

というわけで、どうやらこのDanaが主役らしい「The Sky Is Falling」も気が向いたら読んでみようかなー、と思っています。

英文は優しいです。中身は薄いので、気楽に読めますしね。「The Great Gatsby」で砂を噛む思いの直後だったので、なおさら!

また以前読んだシェルダンの「Rage of Angels」よりも簡単だと思います。大統領と強く賢い女性がメイン、ってところで本作とも似ているところがありますが、向こうは弁護士さんですからね。法曹界ワードみたいなのがちょっとハードル高め。ただストーリー自体は「Rage of Angels」の方が説得力があって面白いと思います。

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