Marti Talbott's Highlander Series 5 (Clare, Dolee, Catlin & Lasha) (English Edition) (語数約73,160語)
Viking Seriesでスコットランドに定住したMacGreagor一族のその後…、の第5巻。
1話目は4巻でEnglandへのKadickの夫探し、独身男の嫁探し騒動で、姉のGreerに修道院から救い出されたClareのお話。修道院でも扱いにこまるほどの彼女は凄い美人で、目立たないようにいつもボロを着ていた。ところで村へついてボロを脱いだらものすごい美人。ということで、男たちからの注目を集め、女たちからは、"彼女が結婚を決めないと、独身男たちがチャンスがあるんじゃないかといつまでも決断をしない"と嫉妬され…。姉との再会は嬉しかったけれども、周囲からのプレッシャーで針のむしろの気分で過ごしていた。というのも修道院にいた頃、たまたま市場で知り合ったAlcott of Cumberlandと恋に落ち、ひそかに手紙のやりとりをしていたのだ。その彼が死んだという手紙を受け取り、絶望していたところへ、姉が現れて修道院から連れ出してくれた。しかし彼への思いは消えず、とても結婚するような気分ではない…。こんなに結婚への周囲のプレッシャーが強いなら、いっそEnglandへ戻った方がいいのではないか?
…ということで果たしてClareはEnglandへ戻ることになるのかどうか?という展開ですね。
2話目は子宝に恵まれない夫婦の話。とても夫のCamranを愛し合っているのにどうしても子どものできないDolee。さまざまな治療や薬をためして体も壊しそうになって夫からはもう無理して試そうとするな、と止めれていた。
土地柄、結婚後3年たっても子どもができなければ夫は離婚してもいいというルールがあった。3年目に入り、Camranはそれでも自分を愛してくれているという思いもあったが、子どものことを諦めきれないDoleeは、九人姉妹の一人Nessaから、Kennedy一族によくあたる女占い師がいるのよね、という話を聞いて…。
3話目はなんと予想外の来訪者がMacGreagorへやってきて…、というお話。LairdのNeilが、父親が死んで兄のSweenと争っていた時、叔母のRachel一家は仲のいいCameron一族へ去っていき、戻ってきませんでした。その子どもたちが、来訪するのです。
MacDonald一族にMacGregor一族が襲撃されたとき、Cameron一族はMacDonaldよりの中立、というような雰囲気でしたが、一体LairdになったBlairや、Englandの王位継承権をBlairと結婚するために放棄したCharletたちはどうしたんだろうと思っていました(それから出世しそうだったハンサムボーイYuleとかSteppenの姉Mareeあたりは全然若いと思いますが、どうしたんでしょうかね…。疫病?)。RachelたちやCharletのその後はこのお話でわかります。
4話目は新天地にきてからのご近所氏族Haldaneとのお話。この氏族はMacGreagor氏族の周辺をウロウロし、偵察されていることはわかっていましたが、一向に対話しようという気配もなく、敵対的なのかどうかもわからず、不気味な存在でした。ある日、狩りの途中で立往生している子どもをみつけたCowan MacGreagorは、キルトの柄からHaldaneの子どもか、と察して、誘拐の誤解を受けても困るので、Haldaneへ単身、子どもを送り届けます。子どもはLairdの一人息子で、Lairdからも感謝されます。そこでわかったことは、どうやらHaldaneのLairdはまともだが、その妻が相当な情緒不安定で、村全体がおかしくなっていること。この気分屋の妻がいるために、妻をつれてMagCreagorへ挨拶にいくこともできないし、かといって置いていくこともできない。それでもこの妻を愛しているのだという。一方、Lairdの妹Lahsaは独身で、兄家族と同居しており、このヒステリックな義姉にうんざりしていた。いずれこの小さな村の中の男と結婚することが義務だと思い込んでいたが、今日甥っ子を助けてくれたあの男性は…?という感じの一目ぼれ展開ですね。個人的には、HaldaneのLairdは、この妻相手に忍耐強く、面白いなぁと思いました。
NeilはLairdとして繁栄期って感じですね。ときどき女性たちから、「出ていく!」とか言われてドキマギしていますけれども賢いGlennaもいますからね。序盤に彼は苦労しすぎているので、若死にするのではないかと心配していました。
1話:Clare
- Clare …Greerの妹。凄い美人なのでいつでも注目の的で苦労している。
- Marlow…修道院の人間でよく市で売買している。
- Alcott of Cumberland…イングランド人。Lord Wickerlyに。
- Stuart of Cumberland…Alcottのsteward。半分ScotなのでGaelicを話せる。
- George of Leics…Englandの新しい王。
- Tristan MacGreagor…Englandの新王の噂を最初にNeilへ知らせる人物。偵察に長けている。英語を話せる。
- Lucas MacGreagor…Jesuupの再婚相手。
- Jessup MacGreagor…Englandの女性。亡くなったEngland王と親しかった。
2話:Dolee
- Dolee MacGreagor…心からCamranを愛している。21才。
- Camran MacGreagor…Doleeの夫。毛皮職人。
- Nessa…九人姉妹の五女。いつも姉妹からはwitlessとか言われている。
- Ros MacGreagor…Nessaが好きな相手。しかしEmilyがいつも彼の回りにいる。母親違いの年の離れた弟たちがおり、面倒見がよい。
3話:Catlin
- Catlin Cameron…BlairとCharletの娘。身のこなしが素早い。Liardの息子Lammondから追いかけまわされている。
- Thomas Cameron…RachelとConnorの子ども。17才。かなり陽気。
- Julia Cameron…RachelとConnorの子ども。兄Thomasとはいつも口げんか。
- Lammond Cameron…Lairdの息子。かなり残虐なタイプ。
- Thanna Cameron…他に女がいないとき、Lammond Cameronに立ち寄る相手。Lammondのことは嫌っている。
- Vallam MacGreagor…Catlinとバッタリ森であったときに、彼女にけがをさせられる。不覚をとったと思うも、Catlinから目が離せない。
- Luag MacGreagor…NeilからCatlinの護衛役に任命。Neilの遠征のときはだいたい第二司令官をやっている。
- Slade MacGreagor…九人姉妹の長女Edanaの夫。ハンサム。Cameronに親戚がおりMcDonald襲撃のときは親戚に匿ってもらった。
- Hannish MacGreagor…Bethiaの夫。裏切りのFerguson のlaird を暗殺した。
4話:Lasha
- Cowan MacGreagor
- Ena Haldane…lairdの妻。かなり情緒不安定。笑えば美人。
- Lasha Haldane…laird の妹。
- Sionn Haldane…Lashaの婿候補の一人。狩人。明るいし、思いやりがある。
- Lorna…Cowanに気があるけど、お産を考えるととても声もかけられない。
- Aleen …九人姉妹の末っ子。Lornaと友だち。
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