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5/11/2013

Lizzie Zipmouth(YL3)

Lizzie Zipmouth
Lizzie Zipmouth
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RHCP Digital (2008-09-04)

Lizzie Zipmouth (語数7,000語)

Lizzieはこれまで母と二人でうまくやってきた。最初の継父は最初から嫌いだったが、暴力をふるい、母と二人で逃げてきた。それから二人でずっと楽しく過ごしてきたのに、母は新しく継父Samをつれてきた。RoryとJakeという義理の兄弟も増えた。どうせSamだって私たち二人を裏切るんだから、と考えるLizzieは話すことを拒否する。ところがある日、Samの厳しい母──Lizzieからみれば継祖母に出会って…。


英文もかなり読みやすいし、短い話ながらほろりとくる話に仕上げてくるあたりさすがJacqueline Wilsonという感じです。

Because of Winn-Dixie(YL3)

Because of Winn-Dixie
Because of Winn-Dixie
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Candlewick (2009-09-08)

Because of Winn-Dixie (語数22,331語)

10歳のOpalと牧師の父はフロリダのナオミへ夏に引っ越してきた。

Opalは近所のWinn-Dixie スーパーマーケットである犬と出会う。大きくて醜い、でもニッコリ歯を出して笑う犬。スーパーの中を駆けずり回って店の人を困らせて警察に引き渡されそうになっていたところを、Opalは私の犬だと名乗り出て、その犬をWinn-Dixieと名付ける。

Winn-Dixieと連れ立って町を散歩しているうちに、図書館の司書ミスFranny Blockと知り合ったり、ペットショップの店員Otis(動物に自分の音楽を聞かせている!)や目がみえなくなりかけているGloria Dump(でも心の目をもっている…!)たちと出会う。


なーんてことないひと夏のお話なんですが、なんといっても英文が読みやすい。話もイイです。悲しみと、ユーモアのブレンド具合が絶妙。

作者のKate DiCamilloはニューベリー賞受賞作家なんですね。で、このお話がどうやら処女作のようです。多読界隈では人気のある本のようですね。オススメです。

5/06/2013

The Sign of the Beaver(YL4)

The Sign of the Beaver
The Sign of the Beaver
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HMH Books for Young Readers (1983-04-27)

The Sign of the Beaver (語数37,000語)

アメリカ開拓時代のお話。

父と一緒に森に新しく作った小屋に住んでいる13歳のMattが主人公。父が町へ家族を迎えに行くので、Mattは一人新しい家で留守番することになる。季節のいい夏に父はでかけていき、秋には戻ってくるという。大切な銃も預けられ、Mattは狩りをしたり畑をしならが留守を預かるのだが、ある日見知らぬ男が現れて、大切な銃を盗まれてしまう…。銃がなければ肉一つ確保できない。身を守れない心細さ…!

ある日Mattが死にかけたとき、誇り高いインディアンたちに助けれて…、という展開でインディアンの少年Atteanとの交流が描かれた物語です。一緒にロビンソンクルーソーを読んで、今まで無頓着だった白人の傲慢さに素直に気が付いたりして、そういうMattの気づき・素直さが凄くいいです。

先住民とのこういう交流は、当時、結構あったかもしれませんね。

4/29/2013

Something Like Winter(YL4)

Something Like Winter (Something Like... Book 2) (English Edition) (語数130,000語)


Something Like Summerと対になる本作。SummerがBen視点でWinterがTim視点。

Summerを読んでいた時から感じていましたが、予想通りTimの屈折具合が如何なく表現されていていいですね。BenがTimに惹かれた理由は今でもやっぱりちょっと不明なんですが(キッカケは外見ですよね。しかしそれ以外の魅力ってなんだったんだろう…)、TimがBenに惹かれた理由はSummerを読んだ時から明らかでしたもんね。依存といっていいくらいの。Summerを読了済みというのもありますが、そういう屈折具合は理解しやすかったので、Tim視点の本作はより理解しやすかったですね。

カムアウト問題ひとつをとっても宗教問題だとかハードルの高さがより丹念に描かれていて良かったですよ。そうした中、Timの祖母Nanaの話は救いですよね。あぁいうおばあちゃんになりたい(笑)。

3/04/2013

Something Like Summer(YL5)

Something Like Summer (Something Like... Book 1) (English Edition) (語数97,000語)


文芸風BL…って感じですかな。

Benは近所に引っ越してきた完全無欠に思えるTimに一目惚れ。見た目もいいし、いい車を乗り回しているお金持ち。カムアウトしているマイノリティ扱いのBenに比べて、Timは転校早々人気者たちに囲まれている。しかし、ちょっとした事故から二人は急速に親しくなる。それからの12年を主に3部に分けて丁寧に描いた物語。


最初はつまらないと思ったんですよ。登場人物は少なめなので、筋を見失うことはないんですが、単語が微妙に知らないものが多くて読みがたかったという負荷もありましたし。片思い中のBenはちょっとストーカーっぽかったし。普通じゃない、と、引き気味でした。

でもでもTimの孤独さが断片的に見え隠れするにつれ、その孤独に寄り添えるBenに感嘆しはじめるわけですよ。あぁこれは仕方ないな、と。呼吸ピッタリですから。ただ一抹の不安は14才にして自覚的にカムアウト済みのBenに対して、厳格なカトリックな親を持つTimは隠れゲイだということ。この辺がTimの弱さでもあるんですが、周囲の偏見と共によく描けていると思います。まぁBL系絶対ムリって方にはオススメしませんが、心の機微、学校カーストやヒューストンやシカゴ、オースティンの雰囲気なども含めて、色々なことが丁寧に描写されてて面白いんですよね。

後半はそれこそ完全無欠といったらこっちでしょ!というJaceが登場してからまたまたそれなりに盛り上がっていくんですが、突然の三角関係になるあたりからちょっと色々劇的すぎたりもするかな?なんでそこで三角関係になっちゃうのさ…、と思いつつ、親友のAllisonはの物凄い洞察力で腑に落ちましたよ。さすがカウンセラーになるだけあるわ。BenとAllisonの掛けあいは結構スキです。

…それにしてもBenは歌もどうやら巧いみたいだし、繊細なタイプだけど、カムアウトする勇気があって。というあたりから、私の中のイメージでは完全にGleeのカートになってるんですよね。ですからBenとAllisonのコンビっぷりは、カートとレイチェルみたいな友情なんだろうな、と想像してしまうわけです。

2/16/2013

Blood Is Thicker (Bluford Series, Number 8) (YL4)

Blood Is Thicker (Bluford Series Book 8) (English Edition) (語数27,396語)


Hakeemの一家は父の治療に専念する為、デトロイトの親戚を頼ってへ引越し。HakeemはBluford Highを去り、家族を支えるため、叔父の一家へ一緒に住まねばならなかった。Hakeemは従兄弟のSavonと部屋を共有することになるが、Savonはトゲトゲしいし、勝手に日記を読まれるはで、穏やかなHakeemもついカッとして手が出る始末。子どもの頃は仲良しだった二人は、いまや敵対同士。


というわけで、久しぶりにBluford Seriesをつらつらと読みましたよ。やっぱりこのシリーズは読みやすいし面白いですな。

Hakeemにとってはかなり苦難の物語だったね。いい子ぶるつもりもないけど、どうしたって父親が病気で稼ぎがないとなれば、大黒柱として頼りにされるし、その期待に応えたいとも思う。加えて部屋を共有することになったガタイのいいSavonはやたら威圧的だし、バイトもしてないのにお金持っているし、近所では窃盗が頻発しているみたいだし、夜中にコッソリ抜け出しているみたいで、トコトン怪しい。で、反抗的なSavonのことを、叔父さんからも頼むと言われて、自分のことでイッパイッパイなのに、気の休まるところがない!一体どうやって乗り越えていくんだろうと思いながら読み進めていくわけですが

Hakkemの父親の科白、

"But if I learned anything since I got sick, it's that life is too short ffo fightin', Hakkem.The world is already full of enough bad things.We don't need to waste our time making it worse, especially not with the people in our family."

これだね。まぁこういう方向でなんとか決着をつけてくわけですね。最後の方はジーンときますよ。


それにしても、HakeemとDarcyは遠距離だし、デトロイトのお隣さんには可愛い女の子Anikaは登場するし、Darcyとはやっぱりダメなのかなぁ…、なんて思っていたら。カルフォルニアで一時的にDarcyたちと会った時に

Hakkem felt a powerful and anrelenting voice stir in his soul.

This is where I belong, the voice said.This is my home.

とあったから、もしかするともしかするかもしれないね?Anikaの方もBlufordの近所へ移動したみたいだから、このシリーズで再登場の可能性濃厚。

2/05/2013

Before I Go To Sleep(YL4.5)

Before I Go To Sleep
Before I Go To Sleep
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Transworld Digital (2011-04-28)

Before I Go To Sleep (語数92,000語)

寝るたびに記憶を失ってしまう女性の話。

朝起きると知らない男の隣で寝ており、鏡を見ると20代のつもりがいつの間にか老けていて驚く。

男に自分たちは夫婦なんだと告げられ、君は事故で記憶喪失となり、寝る度に記憶を失っているのだと告げられる──。

毎日、そういう朝を繰り返す女性の日記ベースの物語。なにがウソなのか、なにが真実なのか。つかみかける真実は眠りにつくと全てリセット。そんな彼女は真実にたどりつくことはできるのか。

知りたくなかったり思い出したもない「過去」に、直面する日々。一旦そのトラウマを乗り越えても乗り越えたこと自体を眠りにつくと「リセット」するわけだから、その辛さをも乗り越えて彼女は果たして「真実」へたどりつけるのだろうか?と思うわけですが。多分「コア」の考え方の方針は変わらないんですね。「真実」から目を反らす人は多分同じシチュエーションに陥るとやっぱり同じように反らす。そしてこのヒロインのように

But,I realized, these truths are all I have.They are my past.They are what makes me human.Without them I am nothing.Nothing but an animal.

と考える人はやっぱり「真実」に向きあおうとする。「記憶」がないからこそなおさら同じことを繰り返すんでしょうね。

英文はかなり読みやすいです。そして展開もこんなに行ったり来たりなのに少しずつパズルが埋まっていく感じがたまりません。結構ホラーですよね?「愛」の物語とも言う。